【1回京都】ピサノボンバイエ…小平奈由木の注目新馬レポート

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注目の新馬【1回京都】ピサノボンバイエ

ピサノボンバイエ
(牡3、栗東・角田厩舎)
父:ジャングルポケット
母:ホワイトペッパー
母父:サンデーサイレンス

ジャガーメイル(天皇賞・春)、オウケンブルースリ(菊花賞)、トールポピー(オークス、阪神JF)などを送り出し、大舞台での強さが光るジャングルポケットが父。この世代もサンデーサイレンス系を中心に優秀な繁殖を集めていて、大物の登場が待たれる。
母ホワイトペッパー(その父サンデーサイレンス)は2勝をマーク。祖母が富士Sや中山牝馬Sなどに勝ったレッドチリペッパー(5勝)である。母の妹弟にパッションレッド(3勝)、ペパーミントラヴ(3勝)、ホットチリペッパー(4勝)らがいる。セレクトセール(1歳)にて2200万円で落札された。
社台ファームで基礎固めされた同馬は、9月27日、栗東に入厩。10月5日のゲート試験をパスすると、いったん放牧を挟んで心身を整え直す。11月27日の帰厩後はコンスタントにタイムをマーク。大きなフットワークが特徴だけに、坂路での動きはそう目立たないものの、中身はしっかりできている。
1月6日(日)、京都の芝2000mにスタンバイ。クリストフ・ルメール騎手を確保している。


小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
清水成駿氏の公式サイト「SUPER SELECTION」に毎週連載中の「トレセン尋ね人」や、月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判になっている。