13番人気キョウエイカルラが押し切って波乱の結果に…ジャニュアリーS

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13年1月6日(日)、1回中山2日目11RでジャニュアリーS(ダ1200m)が行なわれ、丸田 恭介騎手騎乗の13番人気・キョウエイカルラが優勝。好位追走から52キロの軽量を活かし押し切った。勝ちタイムは1:10.5(良)。

2着にはクビ差で外から追い込みをみせた9番人気・ケイアイテンジン(牡7、栗東・白井厩舎)、3着には1番人気・マルカバッケン(牡6、栗東・増本厩舎)が続いて入線した。

勝ったキョウエイカルラはオープン昇級後のここ2戦は共に二桁着順。準オープン時代も凡走が続いていた中、中山ダート1200mの内房Sで10番人気ながら激走。今回も同様に低評価を覆す走りをみせた。 馬主は田中 晴夫氏、生産者は日高のモリナガファーム。馬名の意味由来は「冠名+迦楼羅」。

1着 キョウエイカルラ(丸田騎手)
「ハンデの恩恵があり、楽に追走できました。勝負どころの反応も良く、最後までしっかり走ってくれましたよ。中山コースも合っています」

(矢作芳人調教師)
「これが引退レースの予定でした。うれしい誤算ではありますが、悔いが残らないよう、しっかり仕上げた成果です。こんなに強い走りができたのですから、今後のことも考え直さないといけませんね」

2着 ケイアイテンジン(田中勝騎手)
「きょうは馬の気持ちに任せ、じっくり進めたんだ。いい感じで脚がたまり、やったと思ったんだけどね。前に1頭いたなぁ」

3着 マルカバッケン(増本豊調教師)
「最後はじりじりした脚色になったが、勝ちにいった結果。仕方がないだろうね。ジョッキーはうまく乗ってくれたし、馬もがんばっている。中山コースは堅実に走るよ」

5着 デュアルスウォード(F・ベリー騎手)
「スタートが良かったし、いい位置で追走。でも、直線で狭くなったのが悔まれるね。スムーズならば、もっとやれたと思うよ。東京でも走れそうだし、次走に期待したい」

6着 トシギャングスター(D・マクドノー騎手)
「グッドホース。最後はいい脚を使っている」

7着 シセイオウジ(勝浦騎手)
「リズム次第のタイプ。この馬のかたちにならなかった」

9着 フィールドシャイン(石橋脩騎手)
「前に入られ、動くに動けないパターンに。苦しいなか、よくがんばっています」

11着 トーホウチェイサー(田辺騎手)
「内枠だったので、出していくかたちとなりました。いいレースができたとはいえ、結果的には脚をためたほうが良かったかもしれません」

12着 セレスハント(蛯名騎手)
「4コーナー手前で手応えが怪しくなった。最後はじりじり伸びているが、もたついたぶんだよ。久々もあるだろうし、斤量を背負っていたからね。使えば良くなると思う」

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キョウエイカルラ
(牝6、栗東・矢作厩舎)
父:アフリート
母:レイズユアグラス
母父:アジュディケーティング
通算成績:26戦6勝



写真:武田明彦

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