15日、地方全国協会から｢NARグランプリ2012｣が発表され、“年度代表馬”には、東京盃(Jpn2)で2歳時以来のダートグレード勝ちを達成したラブミーチャン(笠松・柳江仁厩舎)が2009年以来、2度目の栄冠を手にした。
同馬はスーパースプリントシリーズも連覇しており、年度代表馬だけでなく、“4歳以上最優秀牝馬”“最優秀短距離馬”の3部門での受賞。

その他の部門では全日本2歳優駿(Jpn1)で、地方馬最先着となる2着に好走したジェネラルグラント(船橋・出川克厩舎)が“2歳最優秀牡馬”。

エーデルワイス賞(Jpn3)で2歳唯一のダートグレード勝ちを挙げた、ハニーパイ(北海道・角川秀厩舎)が“2歳最優秀牝馬”。

ジャパンダートダービー(Jpn1)で地方馬最先着となる3着に入賞したアートサハラ(大井・荒山勝厩舎)が“3歳最優秀牡馬”。

関東オークス(Jpn2)など重賞4連勝のアスカリーブル(船橋・川島正厩舎)が“3歳最優秀牝馬”。

川崎記念(Jpn1)で3着、かしわ記念(Jpn1)で2着と、実績を残し、東京大賞典をもって引退したフリオーソ(船橋・川島正厩舎)が2歳時より7年連続での世代別最優秀馬のタイトルを手にし“4歳以上最優秀牡馬”。

帯広記念、旭川記念、岩見沢記念といった、重賞レースで圧倒的な力を見せつけたカネサブラック(松井浩厩舎)が2年連続で“ばんえい最優秀馬”を受賞。

“ダートグレード競走特別賞”は、かしわ記念、南部杯の2勝をマーク。帝王賞(Jpn1)でも2着に好走した、エスポワールシチー(栗東・安達厩舎)が09年以来、2度目の受賞となっている。

“最優秀ターフ馬”“特別表彰馬”＝該当馬なし


表彰者では、“最優秀勝利回数調教師賞”は、自身の持つ地方競馬年間最多勝利記録を大きく更新する290勝を挙げた高知の雑賀正光調教師。
“最優秀賞金収得調教師賞”はフリオーソ、アスカリーブル、クラーベセクレタ、ナイキマドリード、エミーズパラダイスを擁し5億5千万円余りの賞金を収得した船橋の川島正行調教師。
“最優秀勝率調教師賞”は35.8%の勝率を残した愛知の川西毅調教師が選定された。

“最優秀勝利回数騎手賞”と“最優秀賞金収得騎手賞”は、389勝をあげ14億5千万円にものぼる賞金を収得した大井の戸崎圭太騎手。
“最優秀勝率騎手賞”は、30.8%の勝率をマークした高知の赤岡修次騎手が、それぞれ4年連続となる受賞。

“優秀新人騎手賞”は、4月のデビューから、北海道のシーズンが終了する11月までの短期間に52勝を挙げる活躍を見せた北海道の阿部龍騎手(北海道)。

“ベストフェアプレイ賞”は、最優秀勝率騎手賞も受賞した高知の赤岡修次騎手が2年連続2度目の受賞。

“特別賞”には、昨年地方競馬通算3000勝を挙げた、岡崎準騎手(福山)と山口勲騎手(佐賀)の2名に加え、2012年5月6日に地方競馬騎手最高齢勝利記録(62歳)を達成し、同年7月に45年以上に及ぶ騎手生活にピリオドを打った、山中利夫元騎手(金沢)が選定された。


“殊勲騎手賞”“殊勲調教師賞”優秀女性騎手賞”＝該当者なし