【AJCC】審議も入線どおり…ダノンバラード久々重賞V

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13年1月20日(日)、1回中山7日目11Rで第54回 アメリカジョッキーC(GⅡ)(芝2200m)が行なわれ、F.ベリー騎手騎乗の3番人気・ダノンバラードが優勝。 ネコパンチが大逃げの展開を中団で追走すると、4角でマクって先団へ。直線で内にキレ込みながら先頭へ進出すると、他馬に迷惑をかけるシーンもあったが、そのまま押し切った。勝ちタイムは2:13.1(良)。

2着には1.1/4馬身差で5番人気・トランスワープ(セ8、美浦・萩原厩舎)、3着には2番人気・アドマイヤラクティ(牡5、栗東・梅田智厩舎)が続いて入線した。 レース後、トランスワープの騎手・調教師から降着の審議の申し立てが行われたが、入線順通りに確定している。

勝ったダノンバラードはディープインパクト産駒初めての重賞制覇となったラジオNIKKEI杯2歳S以来、約2年1ヶ月振りの重賞勝利。 馬主は株式会社 ダノックス、生産者は新ひだかのケイアイファーム。馬名の意味由来は「冠名+母名の一部」。


1着 ダノンバラード(ベリー騎手)
「日本で初めて重賞を勝てて誇りに思います。ケガが続いて辛い日々を送っていましたが、久し振りに重賞を勝ててホッとしました。初めて池江調教師の馬で勝てて良かったです。『昔から右にモタれる面がある』と池江先生から聞いていたので、そこに気を使って乗りました。まっすぐ走らせようとした結果、あのような形になってしまいました」

2着 トランスワープ(大野騎手)
「今日はスタートも出ましたし、良い競馬が出来ました。直線では完全に勢いを止められました。最後は詰め寄っているので…」

3着 アドマイヤラクティ(内田博騎手)
「ちょっとズブくなってきているので、早めに動いて勝ちに行く競馬をしました。ジリジリと動いて勝ち馬にプレッシャーをかけにいきましたが、相手が一枚上でした」

4着 サトノアポロ(蛯名騎手)
「折り合いがついていましたし、競馬の形は良かったですよ。まだこれから良くなってくると思います」

5着 マカニビスティー(吉田隼騎手)
「馬場が悪かったので内でジッとしていました。なかなかエンジンがかかりませんでしたけど、最後もジリジリ伸びていますし、もっと良くなってくると思います」

7着 ルルーシュ(マクドノー騎手)
「ゲートで驚いたのか、突進してしまって出遅れてしまい、そのため道中でかかってしまいました。勝ち馬の後ろで運べましたが、かかった分、終いの反応がありませんでした」

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ダノンバラード
(牡5、栗東・池江厩舎)
父:ディープインパクト
母:レディバラード
母父:Unbridled
通算成績:17戦5勝
その他の重賞勝利:
10年ラジオNIKKEI杯(G3)



写真:武田明彦

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