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エクリプス賞でワイズダンが快挙を達成
2013/1/22(火)
19日、米フロリダのハランデールビーチで行われたエクリプス賞の表彰式典で、ワイズダンが、年度代表馬、最優秀古馬、最優秀芝馬、3つのカテゴリーで受賞、1981年のジョンヘンリー以来となる快挙を達成した。
ワイズマンズフェリー産駒の6歳のセン馬、ワイズダンは2012年に2つのトラックレコードを樹立、G1ブリーダーズカップマイルを華麗に走り終えてシーズンを締めくくった。現代のエクリプス賞が、全米サラブレッド協会、全米記者協会、デイリーレーシングフォーム紙の記者による投票で決められるようになった1971年以来では、4頭目の芝馬の受賞である。
しかし、過去の3頭はいずれもジャパンカップに出走した1981年のジョンヘンリー、1983年のオールアロング、そして1993年のコタシャーン。彼らがマイル&クォーター以上の距離を走っていたのに対し、ワイズダンは芝のマイル戦で重要な勝利を挙げた最初の年度代表馬である。
歴史上、ワイズダンはセクレタリアトのようなチャンピオンホースに加わったと見て良いだろう。2歳で年度代表馬になったセクレタリアトは、1973年に年度代表馬、最優秀3歳と最優秀芝馬の3つのカテゴリーで受賞している。それ以前となると、1970年のフォートマーシーが年度代表馬、最優秀古馬と最優秀芝馬に、1968年のドクターフェーガーが年度代表馬、最優秀古馬、最優秀スプリントに、また1958年のラウンドテーブルが年度代表馬、最優秀芝馬、最優秀ハンディキャップ馬に選ばれている。
芝のマイルG1で3連勝したワイズダンの伝説は5歳のシーズン後半に達成された。ウッドバイン競馬場で3馬身4分の1差の快勝をした後、3週後のキーンランド競馬場でG1シャドウェルターフマイルを2馬身4分の1差で連勝、それからサンタアニタ競馬場のG1ブリーダーズカップマイルの1馬身半差勝ちに繋がる。
2011年のケンタッキーダービー馬アニマルキングダムに1馬身半差を付け、ウエストコーストのスピードスター、オブビアスリーと欧州の傑出したエクセレブレーションとムーンライトクラウドを問題にせず、15年破られていなかったアティカスのトラックレコードをアティカスより9ポンド重い斤量で塗り替える1分31秒78、「走りがとても良くなっているとは思ったが、トラックレコードを塗り替えるとは思ってもいなかった」とチャーリー・ロプレスティ調教師は回想する。
ワイズダンは今6歳。1981年と1984年の2度にわたって年度代表馬になったジョンヘンリー以来のセン馬の年度代表馬である。2012年は6戦して5勝、2着1回。オールウェザー、ダート、芝の全ての馬場を経験、ケンタッキー、ニューヨーク、カナダ、カリフォルニアで走り、262万2037ドルを稼ぎ出した。
2011年は、キーンランドのポリトラックで行なわれたG2フェイエットSとチャーチルダウンズのダートで行なわれたG1クラークHを連勝で締めくくり、2012年のスタートとなったキーンランドのポリトラックで行なわれたG3ベンアリSで10馬身半差、1分46秒63のトラックレコード勝ちを飾った。ベイヤーのスピード指数が117、この年の最高の数値でオールウェザーが出来て以来最高の指数であった。
次のG1スティーヴンフォスターHはダートの9ハロン戦、ここではロンザグリークにアタマ差交わされて2着惜敗。それからサラトガに飛び、G2フォースターデーヴで再び芝のマイル戦に戻り、5馬身差の勝利。これがG1・3連勝へのプロローグとなった。
55才のロプレスティ調教師は、1993年に調教師免許を取った。最初の重賞勝馬は2009年のG3ノーザンダンサーSを勝ったサクセスフルダン、奇しくもワイズダンの半兄にあたる。しかし、ここまで調教師がこれほどの注目を浴びることはなかった。「6頭の馬でスタートした私のようなリトルガイには夢がかなったような思いです」と話す。
ロプレスティ調教師はケンタッキーのレキシントン近郊に自身のフォレストレーンファームを構え、妻のエイミー夫人と暮らしている。ワイズダンはブリーダーズカップの休暇を終えて年明けの6日に厩舎に戻って来た。今年のデビューは、4月12日キーンランド競馬場の芝コースで行なわれるG1メーカーズ46マイルの予定、準備は既に進んでいる。
エクリプス賞、他の主な受賞は、最優秀2歳牡馬に5戦5勝、G1・2勝のシャンハイボビー、最優秀2歳牝馬にBCジュヴェナイルフィリーズを勝ったビーホルダー、最優秀3歳牡馬に二冠馬アイルハヴアナザー、最優秀3歳牝馬にマイミスアウレリア、最優秀古牝馬にBCレディーズクラシックを勝ったロイヤルデルタ、最優秀スプリンターにBCフィリー&メアプリントのグルーピードール、最優秀芝牝馬にG1ロデオドライヴSを勝ったマーケティングミクスが選出された。
海外競馬評論家 和田栄司
ラジオ日本のチーフディレクターとして競馬番組の制作に携わり、多岐にわたる人脈を形成。かつ音楽ライターとしても数々の名盤のライナーを手掛け、海外競馬の密な情報を把握している日本における第一人者、言わば生き字引である。外国馬の動向・海外競馬レポートはかねてからマスメディアで好評を博しており、それらをよりアップグレードして競馬ラボで独占公開中。
ワイズマンズフェリー産駒の6歳のセン馬、ワイズダンは2012年に2つのトラックレコードを樹立、G1ブリーダーズカップマイルを華麗に走り終えてシーズンを締めくくった。現代のエクリプス賞が、全米サラブレッド協会、全米記者協会、デイリーレーシングフォーム紙の記者による投票で決められるようになった1971年以来では、4頭目の芝馬の受賞である。
しかし、過去の3頭はいずれもジャパンカップに出走した1981年のジョンヘンリー、1983年のオールアロング、そして1993年のコタシャーン。彼らがマイル&クォーター以上の距離を走っていたのに対し、ワイズダンは芝のマイル戦で重要な勝利を挙げた最初の年度代表馬である。
歴史上、ワイズダンはセクレタリアトのようなチャンピオンホースに加わったと見て良いだろう。2歳で年度代表馬になったセクレタリアトは、1973年に年度代表馬、最優秀3歳と最優秀芝馬の3つのカテゴリーで受賞している。それ以前となると、1970年のフォートマーシーが年度代表馬、最優秀古馬と最優秀芝馬に、1968年のドクターフェーガーが年度代表馬、最優秀古馬、最優秀スプリントに、また1958年のラウンドテーブルが年度代表馬、最優秀芝馬、最優秀ハンディキャップ馬に選ばれている。
芝のマイルG1で3連勝したワイズダンの伝説は5歳のシーズン後半に達成された。ウッドバイン競馬場で3馬身4分の1差の快勝をした後、3週後のキーンランド競馬場でG1シャドウェルターフマイルを2馬身4分の1差で連勝、それからサンタアニタ競馬場のG1ブリーダーズカップマイルの1馬身半差勝ちに繋がる。
2011年のケンタッキーダービー馬アニマルキングダムに1馬身半差を付け、ウエストコーストのスピードスター、オブビアスリーと欧州の傑出したエクセレブレーションとムーンライトクラウドを問題にせず、15年破られていなかったアティカスのトラックレコードをアティカスより9ポンド重い斤量で塗り替える1分31秒78、「走りがとても良くなっているとは思ったが、トラックレコードを塗り替えるとは思ってもいなかった」とチャーリー・ロプレスティ調教師は回想する。
ワイズダンは今6歳。1981年と1984年の2度にわたって年度代表馬になったジョンヘンリー以来のセン馬の年度代表馬である。2012年は6戦して5勝、2着1回。オールウェザー、ダート、芝の全ての馬場を経験、ケンタッキー、ニューヨーク、カナダ、カリフォルニアで走り、262万2037ドルを稼ぎ出した。
2011年は、キーンランドのポリトラックで行なわれたG2フェイエットSとチャーチルダウンズのダートで行なわれたG1クラークHを連勝で締めくくり、2012年のスタートとなったキーンランドのポリトラックで行なわれたG3ベンアリSで10馬身半差、1分46秒63のトラックレコード勝ちを飾った。ベイヤーのスピード指数が117、この年の最高の数値でオールウェザーが出来て以来最高の指数であった。
次のG1スティーヴンフォスターHはダートの9ハロン戦、ここではロンザグリークにアタマ差交わされて2着惜敗。それからサラトガに飛び、G2フォースターデーヴで再び芝のマイル戦に戻り、5馬身差の勝利。これがG1・3連勝へのプロローグとなった。
55才のロプレスティ調教師は、1993年に調教師免許を取った。最初の重賞勝馬は2009年のG3ノーザンダンサーSを勝ったサクセスフルダン、奇しくもワイズダンの半兄にあたる。しかし、ここまで調教師がこれほどの注目を浴びることはなかった。「6頭の馬でスタートした私のようなリトルガイには夢がかなったような思いです」と話す。
ロプレスティ調教師はケンタッキーのレキシントン近郊に自身のフォレストレーンファームを構え、妻のエイミー夫人と暮らしている。ワイズダンはブリーダーズカップの休暇を終えて年明けの6日に厩舎に戻って来た。今年のデビューは、4月12日キーンランド競馬場の芝コースで行なわれるG1メーカーズ46マイルの予定、準備は既に進んでいる。
エクリプス賞、他の主な受賞は、最優秀2歳牡馬に5戦5勝、G1・2勝のシャンハイボビー、最優秀2歳牝馬にBCジュヴェナイルフィリーズを勝ったビーホルダー、最優秀3歳牡馬に二冠馬アイルハヴアナザー、最優秀3歳牝馬にマイミスアウレリア、最優秀古牝馬にBCレディーズクラシックを勝ったロイヤルデルタ、最優秀スプリンターにBCフィリー&メアプリントのグルーピードール、最優秀芝牝馬にG1ロデオドライヴSを勝ったマーケティングミクスが選出された。
海外競馬評論家 和田栄司
ラジオ日本のチーフディレクターとして競馬番組の制作に携わり、多岐にわたる人脈を形成。かつ音楽ライターとしても数々の名盤のライナーを手掛け、海外競馬の密な情報を把握している日本における第一人者、言わば生き字引である。外国馬の動向・海外競馬レポートはかねてからマスメディアで好評を博しており、それらをよりアップグレードして競馬ラボで独占公開中。
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