抜け出す時の脚が速い!ワールンガが快勝!!

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トピックス


日曜京都6R
3歳新馬
芝1600m
勝ちタイム1.36.7

ワールンガ(牡3、父アドマイヤムーン・栗東・池添厩舎)

抜け出す時の脚が速い!ワールンガが快勝!!

パドックでいいと思った馬を○しておき、今度は馬場入りしてからキャンターに移るまでをしっかりみて、もう一度チェックする。その2回ともで○だったのがワールンガ。馬名はシドニー郊外の地区名とあった。
完全に勝ったと思ったところへ迫ってきたのがデニムアンドルビーで、《よく半馬身差まで詰めたな~》と思えた終いだった。
2番人気が勝って1番人気がそれを追い詰める。まずは順当な芝の新馬戦ではありました・・・。

逃げたムゲンコウネンカイトケイラーが2番手、メイショウカエデがすぐ続く。絶好の4番手の内、枠順どおりだがワールンガがその位置で脚を貯める。1頭ウェディングリングだけが離れたが、あとの14頭がほとんど差のない一団となって3コーナーを過ぎる。ブービーぐらいの位置にマノアラニが内ラチ沿い。ここでも前からは6馬身もないはず。
4コーナーが近づくと、最前列には5頭ぐらいが並ぶ。その二列めで絶好の手応えでワールンガが待っている。その列の一番外へデニムアンドルビー。

直線へ入ってきたが、前がパカっと開いたワールンガ。難なく前へと出て、視界は良好。デニスアンドルビーは外へ進路を取る。後ろから来た馬と前にいた馬の間の進路を確保するまでに、ロスタイムが生じていた。その間にワールンガはもう先頭となっていく。
残り1ハロンから、ただ1頭だけが抜きんでていった。後続を後目に2馬身、3馬身と一時は離したぐらい。やっと脚を伸ばし始めたデニムアンドルビーが、一完歩ずつ脚を伸ばして前を追う。

手綱をシャクってステッキは使っていないワールンガ。《一杯、強め、そして馬なり》と手応えの表現が大ざっぱに3段階ぐらいある競馬用語のなかでいうと、《強め》程度の追い方であろう。デニムアンドルビーが半馬身差まで迫っている様に見えるが、その差は永遠であろう。内からテイエムプリンセス。これも残り1ハロンの処で、前が窮屈で手綱を休める瞬間があった。
そして4着マノアラニ。内から外へ出してきた4コーナー。かなり大外を廻っていたが伸びはなかなか。ただ言えることは、流れが1.00.5とスローではなくソコソコの流れだったのだろうが、最後の3ハロンが12.0~12.1~12.1とやや平均的な数字であった。もっとも勝ち馬ワールンガがやや抑え気味となった最後1ハロンだっただけに、仕方ないものだろう・・が。

勝ち馬の直線で抜け出す時の瞬発力が印象に残った一戦であった・・。

平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。