【オーシャンS・1週前】アフォード好調教・好パターンで巻き返しを

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ここまで重賞では3戦して、いずれも結果を残せていないが、次週3月2日(土)のオーシャンS(G3)に出走予定のアフォード(牡5、栗東・北出厩舎)が上昇ムードだ。

この中間は3本の時計を出して、20日の1週前追い切りでは、坂路で53.2-39.4-25.7-13.0秒をマーク。
追い切りを見守った北出調教師は「追い切り時計を見て、普通かと思ったけれど、周りと比較するとすごい時計だったね。坂路で動かない馬ではないけれど、来週へ向けて、ビッシリやれてきていますよ。
いつもは優しい顔をしているけれど、気が入り過ぎると燃えた目になってしまう馬。今回は中山だから、前日入りのいいパターンでレースに向かえるし、期待していますよ」と好感触。

また、追い切りに騎乗したのが、栗東トレセンに訪れている美浦の村田一誠騎手
「馬場状態から考えても、いい動きだったと思うし、もう来週は軽めの内容で大丈夫だと思う。今日もビシっとやったし、中山までの輸送があるからね。とにかく前回ができていなかったから(デビュー過去最高の474キロの馬体重)、絞れれば期待できると思うし、今回は絞れると思う。この馬の追い切りに乗るのは初めてだけれど……」と謙遜しつつも、手応えを語ってくれた。

昨年は降級を挟んで、2度の準オープン勝ちなど3勝。新潟の直線競馬では好時計勝ちするなど、スプリント能力は確か。中山コースは意外にも初挑戦となるが、父のサクラバクシンオーがG1を連覇した舞台で、前走13着からの巻き返しに燃えている。


明るい表情をみせてくれた(上)北出成人調教師、(下)村田一誠騎手。