【中山記念】中山巧者ナカヤマナイトが大外枠から差し切り勝ち

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13年2月24日(日)、2回中山2日目11Rで第87回中山記念(GⅡ)(芝1800m)が行なわれ、柴田 善臣騎手騎乗の2番人気・ナカヤマナイトが優勝。勝ちタイムは1.47.3(良)。

2着にはクビ差で3番人気・ダイワファルコン(牡6、美浦・上原厩舎)、3着には8番人気・シルポート(牡8、栗東・西園厩舎)が続いて入線。1番人気に支持されたタッチミーノットは4着に敗れている。

勝ったナカヤマナイトは昨年のオールカマー勝ちを含め、【3-2-0-1】の中山巧者。これで中山は4勝目、中山芝1800mに限れば3戦3勝のパーフェクトとなる。馬主は和泉 信一氏、生産者は日高の沖田牧場。馬名の意味由来は「冠名+騎士」。


1着 ナカヤマナイト(柴田善騎手)
「大外枠だけに、スタート次第かと思っていたが、本来は馬を前に置きたかったけど、なだめながらでもいいリズムで運べたよ。道中も手応えは十分あった。外を回ることになったが、余力があったからね。届くと信じていた。距離の部分は微妙な現状。でも、大きなところへの期待がふくらんだ。今後は馬の様子を見ながらになるが、もっと強くなってほしいね」

2着 ダイワファルコン(北村宏騎手)
「悔しい。でも、状態が良かったし、思いどおりのレースはできた。よくがんばってくれたよ」

3着 シルポート(松岡騎手)
「今年もあと一歩だったね。ペース配分は完璧だったはず。うまく息が入ったし、リズム良く走っていた。捕まらないと思っていたが、最後に交わされてしまったよ。コーナー4回のコース形態は合っている」

4着 タッチミーノット(柴崎勇調教師)
「この馬に中山の1800mは少し忙しい。結果は残念だけど、いい競馬ができたと思う。ジョッキーも展開を考え、早めに動いてくれたしね。最後までいい脚を使っている」

5着 トーセンレーヴ(W・ビュイック騎手)
「広いコースをリラックスして走らせたほうがいいタイプ。中山は向かないね。どうしても他馬にプレッシューをかけられる。もっと前へ行けないと勝ち負けにならないよ。この馬のべストのかたちに徹して、ベストのレースができたと思う」

6着 ダノンバラード(F・ベリー騎手)
「好スタートを切れ、グッドポジション。少しもたれる面は見せたけど、前回よりも気にならなかった。ただ、いざとなってスピードに乗り切れなかったね。距離が短いよ」

7着 スマイルジャック(田辺騎手)
「馬がコーナーが2つと勘違いしていましたね。向こう正面でハミを噛んでしまって。マイルとはペースも違いますからね。でも、よく我慢してくれましたし、馬の雰囲気は前走より良くなっていました。次につながれば」

8着 リアルインパクト(内田博騎手)
「思ったよりも行きたがらず、道中も力まずにいい感じだった。これから良くなるでしょう」

9着 ニシノメイゲ(江田照騎手)
「流れると見て、いい位置で進められたが、内で我慢させられたら、また違ったと思うよ。終いもじりじり伸びている。うまく噛み合えば、重賞でもやれるよ」

11着 アンコイルド(蛯名騎手)
「きょうのところは仕方ない。いい経験になったと思う。これから力を付け、重賞でも通用する馬になっていくだろう」

13着 トシザマキ(石橋脩騎手)
「4角の雰囲気は良かったですよ。使いつつ良化している段階。暖かくなれば走ってくるでしょう」

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ナカヤマナイト
(牡5、美浦・二ノ宮厩舎)
父:ステイゴールド
母:フィジーガール
母父:カコイーシーズ
通算成績:20戦6勝
その他の重賞勝利:
12年産経賞オールカマー(G2)
11年共同通信杯(G3)



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