【高松宮記念】サクラゴスペル&モンストール2頭出し尾関師レポ

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20日、日曜中京11レース・高松宮記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、オーシャンステークス1着のサクラゴスペル(牡5、美浦・尾関厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F50.5-35.5-22.9-11.4をマークした。

【尾関知人調教師のコメント】
「前走は、2走前に比べて位置取りも後ろで、正攻法の競馬をしました。抜け出してからもうひと踏ん張りしてくれましたし、強い内容だったと思います。中2週になるので、疲れを取って、この馬なりに体調を整えてきました。精神的にピリピリするところのある馬ですが、1回レースを使われてスッキリしたのか、ここまではスムーズにきています。
今日は、前の目標を見ながら外から行って、終いはある程度強めにやりました。動き、時計共に十分納得のいくものでした。終いの時計もまとめてきましたし、乗り手も良い感触だったようです。元々は凄く切れ味があって、意識して東京1400を使ってきましたが、そこから成長して先行力やパワフルな部分が加わってきて、長所が増えてきていると思います。
左回りで直線の長いコースは向いていますし、普段は難しい面を見せますが、乗ってからはコントロールがきくので、あとは横山典弘騎手に力を引き出してもらえればと思います。今年に入って関東馬が頑張っているなかでG1を迎えて、自厩舎でもみなさんの期待を背負って出走できるのは光栄なことです。その期待に応えられるように、最後まで気を抜かずに調整していきたいです」



前走、東風ステークス4着のモンストール(牡4、美浦・尾関厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F51.4-36.9-24.3-12.2をマークした。

【尾関知人調教師のコメント】
「復調への手応えを感じるなか、前走は内容のある競馬をしてくれたと思います。前走よりも前の調子が上がってこなかった段階で、カンフル剤になればと短距離を使ってみたいとは思っていました。賞金の関係でなかなか使えませんでしたが、今回は1頭強い馬がいることもあってか、登録が少なかったのでようやく使うことが出来ます。
中京1200なら、差しが決まるレースもよく見ますし、父のアドマイヤマックスもこのレースを勝っているので対応は可能だと思っています。冬場に少し休みを入れた後、体が増えて帰ってきましたが、筋肉の質も良くなって良い感じになってきていると手応えを感じています。この馬自身が復調してきているなかでこのレースを迎えられますし、分の悪いチャレンジではないと思っています」