【日経賞】フェノーメノが重賞3勝目!役者の違いをみせつける

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13年3月23日(土)、3回中山1日目11Rで第61回 日経賞(GⅡ)(芝2500m)が行なわれ、蛯名 正義騎手騎乗の1番人気・フェノーメノが優勝。勝ちタイムは2:32.0(良)。

2着には1.1/2馬身差で9番人気・カポーティスター(牡4、栗東・矢作厩舎)、3着には7番人気・ムスカテール(牡5、栗東・友道厩舎)が続いて入線した。

勝ったフェノーメノは昨年の青葉賞、セントライト記念の勝ち馬。G1では日本ダービーでの2着をはじめ、天皇賞でも2着など、G1では惜敗続きだったが、明け4歳の緒戦となったココを快勝。今後は香港QE2世カップと天皇賞(春)の両睨みだが、動向が注目される。 馬主は有限会社 サンデーレーシング、生産者は平取の追分ファーム。馬名の意味由来は「超常現象、怪物(ポルトガル語)」。

1着 フェノーメノ(蛯名騎手)
「堂々としたレースを見せることが出来たと思います。3歳の秋から古馬と良い勝負をしている馬なので、それよりも上積みというと難しいですけど、風格が出てきたのは良いですね。この馬はステイゴールド産駒の割にはバタつくところがないので、安心して乗れます。僕も厩舎も、この馬で大きいところを取りたいと思っています。強い相手が大勢いますが、挑戦していきたいと思います」

2着 カポーティスター(高倉騎手)
「道中は内をロスなく回って、馬場の悪い3、4コーナーでは外に出すというイメージ通りの競馬が出来ました。馬場の悪いところで脚を取られたときには少しヒルみましたけど、その後、併せて行ったらまた伸びてくれました。良い勝負根性をしています。この斤量を背負って、これだけやれたことも良かったと思います」

3着 ムスカテール(内田博騎手)
「状態は良かったですし、スムーズな競馬が出来ましたけど、大事なところで内にササッてしまって、その分、追い付くことが出来ませんでした」

4着 タッチミーノット(横山典騎手)
「返し馬のときから馬場の悪いところを気にする感じがあったので、馬場の良いところを選んで走らせました。終いも伸びていますし、デキは悪くない感じでしたけどね」

5着 マイネルキッツ(三浦騎手)
「向正面の内は馬場が悪くないので、そこを通って追い上げました。3、4コーナーも良いところに出せましたし、スムーズに運べてこの馬の力は出せたと思います。これでまた馬が自信をつけてくれると良いですね」

9着 オーシャンブルー(C.デムーロ騎手)
「道中は馬場の良いところを選びながら、外めを通ってレースが出来ました。位置取りも悪くありませんでしたが、直線に入ってから思うように伸びませんでした。ちょっと分かりませんね」

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フェノーメノ
(牡4、美浦・戸田厩舎)
父:ステイゴールド
母:ディラローシェ
母父:Danehill
通算成績:10戦5勝
その他の重賞勝利:
12年セントライト記念(G2)
12年青葉賞(G2)



写真:武田明彦

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