【桜花賞】無敗馬クラウンロゼ「関東の底力を見せられれば」

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7日(日)に行われる桜花賞(G1)に出走予定のクラウンロゼ(牝3、美浦・天間厩舎)を管理する天間昭一調教師の共同会見(3日)は以下の通り。

-:クラウンロゼを管理する天間昭一調教師にお話を伺います。おはようございます。いよいよ最終追い切りが終わりました。まず、今日の内容と感触を教えて下さい。

天間昭一調教師:おはようございます。先週は馬なりだったので、今日は終い重点で最後に反応だけ見ようと。良い動きをしていました。

-:天間先生のジャッジでは100点満点でどのくらいですか?

天:100点に近いくらいの調教ができたと思います。

-:今回は初めての関西遠征になりますが、その辺りの環境への対応はいかがですか?

天:栗東に来て一週間くらいで疲れみたいなものは少し出ましたけれど、すぐに乗り越えて良い感じになってきました。

-:本番に向けて臨戦態勢が整ってきましたね。

天:そうですね。この馬なりにはデキたと思います。

-:ここまで3戦3勝、まずこの結果についてはいかがですか?

天:ハッキリ言って僕自身がビックリしている部分もありますけれども、この子は本当に良いセンスしています。この間のレースもそうですけれど、僕達の思った通りの競馬が全部できているなんて凄いなと思います。

-:クラウンロゼの一番の良いところ、セールスポイントはどの辺りだとお考えですか?

天:センスが良くてどこからでも競馬ができるところだと思います。

-:先生にとって前走のアネモネSなのか、その前のフェアリーSなのか、どのレースが一番印象に残っていますか?

天:やっぱりアネモネSですね。それまでは力だけで押し切ったというレースだったんですけれど、この間は折り合いも付いてどこからでも差せるというところを見せてくれました。

-:「どこからでも競馬ができる」と……。

天:という感じだと思います。はい。

-:今年の桜花賞は混戦とも言われていますが、その辺りはいかがですか?

天:ん~、まぁ運がある馬が、と思っていますので。混戦と言いながらもこの馬の力を出し切れればと思っています。

-:クラシックへの挑戦ということで、先生はクラシックへ挑戦するのは初めてですよね?

天:そうですね。不安があるとすればそこだけじゃないですか(笑)?

-:クラシックに臨む心境はいかがですか?

天:一生に一度しか使えないレースでしょうから、そこに持って行く過程といいますか、スタッフその他がピリピリというか、良いプレッシャーになっていると思いますが……。

-:心地良い緊張感といいますか?

天:そうですね。

-:大種牡馬ではなく、ロサードという種牡馬で臨むというのはいかがでしょう。

天:そうですね……。地味な血統ですけれど、それでも走る馬が出てくるのは競馬の楽しみじゃないかなと思います。

-:パートナーの三浦皇成騎手も初G1勝利が懸かっていますが、その辺りはどうでしょう。

天:まぁ確かにG1を勝ったことはないでしょうけれど、それは今までそういう馬に乗っていなかったかもしれないですし、その辺はもうジョッキーに任せるしかないので。

-:「どこからでも競馬ができる」と仰っていました。今回は阪神芝マイルの外回り。ある程度どの辺りからというイメージはありますか?

天:枠順とか色々出てから考えようと思っています。

-:枠順の希望はありますか?

天:やっぱり真ん中辺りが良いんじゃないかと思います。あまり内過ぎてもね……、と思いますので。

-:週末の天気が下り坂の予報なのですが、道悪に関してはどうでしょう。

天:多分こなせると思います。

-:それは今までのどのような雰囲気からですか?

天:今日の追い切りからでも結構ノメったりするチップでも全然ノメらなない感じで走っていますからね。

-:それでは、3戦3勝の無敗で桜花賞へ送り出す気持ちをファンの皆様にお願いします。

天:地味な血統ですし、対戦していない馬もたくさんいる中で関東馬の底力を見せられればと思います。

-:改めて栗東の雰囲気はいかがですか?

天:凄く明るい雰囲気ですとか、馬の落ち着いている部分ですとか、良い雰囲気ですよね。

-:クラウンロゼも関西の水は合うと思いますか?

天:合うと思います!