【皐月賞】ロゴタイプにミルコ「ダービーも勝ってくれる」

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13年4月14日(日)、3回中山8日目11Rで第73回 皐月賞(GⅠ)(芝2000m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気・ロゴタイプが優勝。勝ちタイムは1.58.0(良)。
勝ったロゴタイプは昨年の朝日杯FSを制した最優秀2歳牡馬。前哨戦のスプリングSに続き、連勝を伸ばして、これで3連勝となった。M.デムーロ騎手はこれで皐月賞3勝目、田中剛調教師は初勝利となった。

「本当はもう少し前で運びたかったし、本当は外目で競馬をしたかった」とM.デムーロ騎手。鞍上が思い描いた展開ではなかったが、スタートでコディーノに寄られ、インをじっくり追走したロゴタイプ。
ハイペースの流れの中、中団で待機すると、3角から徐々に外へ進出。直線に向いて、スパートをかけると、エピファネイアも応戦。一時は併せる形とになったが、結果的には追い比 べを楽々と競り落とし、ラスト100m付近では先頭に3連勝でクラシック第一冠を制した。

「道中はエピファネイアが横にいたし、コディーノが後ろ、カミノタサハラも近くにいたのは良かった。スペースが開いたし、勝負処で馬場の中目に出すのはイメージ通り、エピファネイアは2000mを経験しているし、手ごわい相手、早めに抜け出そうと思いました」とジョッキー。
レース後は「アリガトウゴザイマス。スバラシイ馬です」と日本語でインタビューに応じるなど、激戦のあともリラックスした様子を覗かせ、自信のほどを窺わせた。

これで昨年の朝日杯FSから3連勝。ナリタブライアン以来となる2歳王者による皐月賞制覇となり、日本ダービーへ向けての大目標が広がるところだ。
「とても賢い馬だし、折り合いは問題のない馬。2400mでも十分に対応できると思いますよ」とミルコは自信をのぞかせるが、短期免許の関係で次戦は弟のクリスチャンが騎乗することが有力。それでも、「弟がダービーを勝ってくれると思います」とエールを送った。

関西馬の独壇場となっていたクラシックで04年のダイワメジャー以来となる関東馬の皐月賞制覇。関東の新たな星が97年のサニーブライアン以来となる皐月賞、日本ダービーの二冠制覇を狙う。