藤沢和雄の三本の矢:コディーノ「落ち着いてきている」

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26日(日)に行われる日本ダービー(G1)に出走予定のコディーノ(牡3、美浦・藤沢和厩舎)を管理する藤沢和雄の一問一答は以下の通り(23日、最終追い切り後)

-:今日、東京競馬場で最終追い切りが行われましたが、ポイントとされたのはどのようなところでしょうか?

藤:今年は順調に何回か使わせてもらっているので、事前に競馬場へ行って、落ち着いた調教をすることが出来ました。

-:ご覧になって動きはどんな印象ですか?

藤:時計は掛かったんですけれど、外を回りながらも動きは良かったです。

-:落ち着きの面についてはいかがでしょう?

藤:予想以上に前回、初めて東京に来た時より、落ち着きが出て来ましたね。

-:皐月賞当時と比べて、馬のデキとしてはどうでしょうか?

藤:いつも健康で元気の良い馬なんですけれど、長めの調教に乗るようになったせいか、競馬に使ったせいか、ずいぶん普段は落ち着いて無駄な動きをしなくなってきているんです。

-:本番でも馬の“精神状態、落ち着き”というところがポイントになってくるのでしょうか?

藤:そうですね、どちらかというと、一生懸命走りたがるタイプなのでね。2400を落ち着いて走れることが課題になると思います。

-:今回はC.ウィリアムズ騎手に手綱が替わりますが、ウィリアムズ騎手に期待することは?

藤:稽古に2回乗ってもらったんですけれど、上手に収めて乗ってくれているので問題ないと思います。

-:落ち着き以外で何かポイントとなってくるところはあるのでしょうか?

藤:そうですね、スタートもそんなに悪い馬じゃないし、中山よりは東京がいいタイプ。東京は1回しか走ってないんですけれど、東京のほうがいいと聞いていますので。

-:中山より東京のほうが良いと?

藤:直線が長いぶん、ゆっくり前が開いて、手前を替えてからダッシュのできる点がいいと思います。

-:ここ数戦は歯がゆいといいますか、そういう競馬が続いてると思いますけれど、ここに掛ける思いを聞かせて頂きたいです。

藤:ここ何戦かは着差は無いんですけれど、強い馬たちに揉まれてなかなか勝てなくて……。それでも、そんなに着差は無いし、東京に替わることや、馬も落ち着いてきてるし、期待したいですね。

-:先生ご自身としてもダービー制覇の目標というのは大きいと思うのですが。

藤:長年、調教師をやらせてもらって、上手くいってはいないですが、勝ちたいレースですね。

-:では最後にファンの皆様にコディーノについてお願いします。

藤:いつもたくさん応援してもらって、なんとか3着には来てるんですけれど、東京競馬場に来て、2400mで変われると思うので、また引き続き応援して下さい。

-:(以下、報道陣からの追加質問として)水曜日に入ってきて、ココで追い切った狙いと、追い切りが終わった後で、狙いが成功したかどうか、というのは?

藤:前回、東京に来た時は、北海道デビュー後、初めての競馬場ということで、当日よりは2日前に来て、ダートコースで調教をして、当日の朝も調教して行ったんです。その時も、収まってはいたんですけれど、今回は競馬にたくさん使わせてもらっているし、美浦で追い切って、それから気を乗せて東京競馬場へ入る必要は無いだろうと。
もう先週の日曜に、調教はある程度出来てるので、東京競馬場へ来て、穏やかな調教で当日を迎えたいという狙いだったので、今のところうまく行ってるかなと思っています。