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【ダービー】キズナが7197頭の頂点に
2013/5/26(日)
13年5月26日(日)、2回東京12日目10Rで第80回東京優駿(GⅠ)(芝2400m)が行なわれ、武 豊騎手騎乗の1番人気・キズナが優勝。勝ちタイムは2.24.3(良)。
2着には1/2馬身差で3番人気・エピファネイア(牡3、栗東・角居厩舎)、3着には8番人気・アポロソニック(牡3、美浦・堀井厩舎)が続いて入線。皐月賞馬で2番人気に支持されたロゴタイプ(牡3、美浦・田中剛厩舎)は5着に敗れている。
勝ったキズナは、毎日杯、京都新聞杯に続いての3連勝。皐月賞を見送り、ダービーに照準を合わせたローテーションで見事、世代の頂点に立っている。馬主は前田 晋二氏、生産者は新冠の株式会社 ノースヒルズ。馬名の意味由来は「絆」。
1着 キズナ(武豊騎手)
「最高の気分です。自信、不安、プレッシャーなど、いろいろありましたが、最後は馬を信じて乗りました。スタートしてゆっくり、あわてないよう、自分に言い聞かせながら走らせましたよ。最後の直線は、彼の能力があれば、きっと届くと信じていました。自分をもう一度、ダービーという舞台に連れてきてくれたことに感謝するしかない。ディープインパクトの仔で勝てて、感慨深いものがありますね。このレースは何度か勝っても特別なうれしさがあります。今年はジョッキー人生の集大成だと思って臨みましたよ。人と人とのキズナが勝利に導いてくれた。このすばらしい馬を、いずれは世界一にしたいです」
(佐々木晶三調教師)
「出会ったときからオーラを放っていた馬。大きなタイトルを獲れると信じてきました。想像したとおりにここまで来て、念願のダービーを勝てて幸せです。 なんとか1番人気を守ってほしいと願っていました。データでは2番人気だと勝率が半分に落ちますからね。人気にふさわしい勝ち方だったと思います。 ラジオNIKKEI杯2歳S(3着)は仕上げの失敗。マイラーみたいな太目のスタイルでした。調教メニューを変え、ぐっとたくましくなりましたよ。弥生賞(5着)に関しても、早めに仕掛けたのと馬群をさばけなかったのが敗因。ジョッキーも苦い敗戦を糧にして、すっかり手の内に入れてくれましたね。心と体がかみ合い出し、その後は安心して見ていられます。 戻ってきたキズナに、『ありがとう』と声をかけました。武豊くんにも何度も。やはり彼は競馬界の至宝。絵になりますよ。 現在は療養中のテッちゃん(元の主戦、佐藤哲三騎手)も、この勝利を励みに、復帰を目指してくれるでしょう。 今晩は家内と二人で乾杯し、しみじみと喜びをかみしめたいと思います。 秋は凱旋門賞への挑戦も視野に入れます。3歳は斤量が有利ですし、この馬は精神力の強さが別格。それに、まだまだ奥がある馬です。将来に夢がふくらみますよ」
2着 エピファネイア(福永騎手)
「あと一歩だった。この馬のあり余る闘志をフルに生かせず、残念だよ。3コーナーでバランスを崩し、かかる場面があった。それでも怯むことなく、ぐいぐい進出。直線もいい手応えで抜け出せ、いけると思ったのに。最後の最後に交わされてしまった」
3着 アポロソニック(勝浦騎手)
「デキの良さには自信を持っていたが、本当によくがんばった。思いどおりの競馬ではなかったけど、後ろに脚を使わせるペースとなったね。力は十分に示せたと思う。最後は差し返しているし、満足いく結果。もっと良くなる馬だよ」
4着 ペプチドアマゾン(藤岡康騎手)
「一瞬、やったかと思わせましたね。コントロールが利く馬。出ムチを入れて好位置をキープし、いい感じで運べましたよ。前走より、さらに状態は上がっていました。秋口になったら、もっと良くなるでしょう」
5着 ロゴタイプ(C・デムーロ騎手)
「いいポジションでリラックスできた。4コーナーの手応えも上々。ただ、最後までがんばりながら、長い直線で止ってしまったね。2000mなら強い馬なんだけど。このコースの2400mは厳しかった。残念だよ」
6着 テイエムイナズマ(幸騎手)
「折り合いが付いたのに、2コーナーで内から張られてハミを噛んでしまいましたね。それでも、外を回って伸びているんだから、この距離も問題ないですよ。力負けではありません」
7着 ラブリーデイ(川田騎手)
「1コーナーでごちゃ付き、かわいそうだった。引っ張ったら、ハミを噛んでしまった。その後はスムーズだったし、直線も脚を使っている」
9着 コディーノ(C・ウィリアムズ騎手)
「ゲートを出て躓き、スムーズさを欠いた。いいポジションを取れなかったよ。少し押したらかかってしまった。最後は燃料切れした感じでスピードが鈍った。この距離は長いと思う。マイルから2000mがいいね」
10着 フラムドグロワール(北村宏騎手)
「いい走りをしていたけど、コースロスが大きかったね」
13着 ヒラボクディープ(蛯名騎手)
「もっと差を詰めないとね。鋭い脚を使えなかった。でも、ようやくここに間に合ったという段階。これまでとは相手も違う。今後の成長に期待したいよ」
14着 アクションスター(戸崎騎手)
「ゲート内でもじもじしていました。集中力を欠き、力を出し切れなかったですね」
16着 クラウンレガーロ(三浦騎手)
「後ろから乗りかけられ、道中でトモを気にしていたよ。それに、この距離は長く、ベストは1800mだね」
17着 サムソンズプライド(田辺騎手)
「前半は思いどおりに運べましたが、途中からかかってしまった馬もいて、厳しい展開になりました。また立て直し、上を目指したいですね」
【このレースの全着順・払戻金はこちら】
キズナ
(牡3、栗東・佐々晶厩舎)
父:ディープインパクト
母:キャットクイル
母父:Storm Cat
通算成績:7戦5勝
その他の重賞勝利:
13年京都新聞杯(G2)
13年毎日杯(G3)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
2着には1/2馬身差で3番人気・エピファネイア(牡3、栗東・角居厩舎)、3着には8番人気・アポロソニック(牡3、美浦・堀井厩舎)が続いて入線。皐月賞馬で2番人気に支持されたロゴタイプ(牡3、美浦・田中剛厩舎)は5着に敗れている。
勝ったキズナは、毎日杯、京都新聞杯に続いての3連勝。皐月賞を見送り、ダービーに照準を合わせたローテーションで見事、世代の頂点に立っている。馬主は前田 晋二氏、生産者は新冠の株式会社 ノースヒルズ。馬名の意味由来は「絆」。
1着 キズナ(武豊騎手)
「最高の気分です。自信、不安、プレッシャーなど、いろいろありましたが、最後は馬を信じて乗りました。スタートしてゆっくり、あわてないよう、自分に言い聞かせながら走らせましたよ。最後の直線は、彼の能力があれば、きっと届くと信じていました。自分をもう一度、ダービーという舞台に連れてきてくれたことに感謝するしかない。ディープインパクトの仔で勝てて、感慨深いものがありますね。このレースは何度か勝っても特別なうれしさがあります。今年はジョッキー人生の集大成だと思って臨みましたよ。人と人とのキズナが勝利に導いてくれた。このすばらしい馬を、いずれは世界一にしたいです」
(佐々木晶三調教師)
「出会ったときからオーラを放っていた馬。大きなタイトルを獲れると信じてきました。想像したとおりにここまで来て、念願のダービーを勝てて幸せです。 なんとか1番人気を守ってほしいと願っていました。データでは2番人気だと勝率が半分に落ちますからね。人気にふさわしい勝ち方だったと思います。 ラジオNIKKEI杯2歳S(3着)は仕上げの失敗。マイラーみたいな太目のスタイルでした。調教メニューを変え、ぐっとたくましくなりましたよ。弥生賞(5着)に関しても、早めに仕掛けたのと馬群をさばけなかったのが敗因。ジョッキーも苦い敗戦を糧にして、すっかり手の内に入れてくれましたね。心と体がかみ合い出し、その後は安心して見ていられます。 戻ってきたキズナに、『ありがとう』と声をかけました。武豊くんにも何度も。やはり彼は競馬界の至宝。絵になりますよ。 現在は療養中のテッちゃん(元の主戦、佐藤哲三騎手)も、この勝利を励みに、復帰を目指してくれるでしょう。 今晩は家内と二人で乾杯し、しみじみと喜びをかみしめたいと思います。 秋は凱旋門賞への挑戦も視野に入れます。3歳は斤量が有利ですし、この馬は精神力の強さが別格。それに、まだまだ奥がある馬です。将来に夢がふくらみますよ」
2着 エピファネイア(福永騎手)
「あと一歩だった。この馬のあり余る闘志をフルに生かせず、残念だよ。3コーナーでバランスを崩し、かかる場面があった。それでも怯むことなく、ぐいぐい進出。直線もいい手応えで抜け出せ、いけると思ったのに。最後の最後に交わされてしまった」
3着 アポロソニック(勝浦騎手)
「デキの良さには自信を持っていたが、本当によくがんばった。思いどおりの競馬ではなかったけど、後ろに脚を使わせるペースとなったね。力は十分に示せたと思う。最後は差し返しているし、満足いく結果。もっと良くなる馬だよ」
4着 ペプチドアマゾン(藤岡康騎手)
「一瞬、やったかと思わせましたね。コントロールが利く馬。出ムチを入れて好位置をキープし、いい感じで運べましたよ。前走より、さらに状態は上がっていました。秋口になったら、もっと良くなるでしょう」
5着 ロゴタイプ(C・デムーロ騎手)
「いいポジションでリラックスできた。4コーナーの手応えも上々。ただ、最後までがんばりながら、長い直線で止ってしまったね。2000mなら強い馬なんだけど。このコースの2400mは厳しかった。残念だよ」
6着 テイエムイナズマ(幸騎手)
「折り合いが付いたのに、2コーナーで内から張られてハミを噛んでしまいましたね。それでも、外を回って伸びているんだから、この距離も問題ないですよ。力負けではありません」
7着 ラブリーデイ(川田騎手)
「1コーナーでごちゃ付き、かわいそうだった。引っ張ったら、ハミを噛んでしまった。その後はスムーズだったし、直線も脚を使っている」
9着 コディーノ(C・ウィリアムズ騎手)
「ゲートを出て躓き、スムーズさを欠いた。いいポジションを取れなかったよ。少し押したらかかってしまった。最後は燃料切れした感じでスピードが鈍った。この距離は長いと思う。マイルから2000mがいいね」
10着 フラムドグロワール(北村宏騎手)
「いい走りをしていたけど、コースロスが大きかったね」
13着 ヒラボクディープ(蛯名騎手)
「もっと差を詰めないとね。鋭い脚を使えなかった。でも、ようやくここに間に合ったという段階。これまでとは相手も違う。今後の成長に期待したいよ」
14着 アクションスター(戸崎騎手)
「ゲート内でもじもじしていました。集中力を欠き、力を出し切れなかったですね」
16着 クラウンレガーロ(三浦騎手)
「後ろから乗りかけられ、道中でトモを気にしていたよ。それに、この距離は長く、ベストは1800mだね」
17着 サムソンズプライド(田辺騎手)
「前半は思いどおりに運べましたが、途中からかかってしまった馬もいて、厳しい展開になりました。また立て直し、上を目指したいですね」
【このレースの全着順・払戻金はこちら】
キズナ
(牡3、栗東・佐々晶厩舎)
父:ディープインパクト
母:キャットクイル
母父:Storm Cat
通算成績:7戦5勝
その他の重賞勝利:
13年京都新聞杯(G2)
13年毎日杯(G3)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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