【3回阪神】マイネルガヴァナー…小平奈由木の注目新馬レポート

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注目の新馬【3回阪神】マイネルガヴァナー

マイネルガヴァナー
(牡2、美浦・矢野厩舎)
父:サウスヴィグラス
母:レースミストレス
母父:サンデーサイレンス

父はエンドスウィープの後継で、JBCスプリントなど重賞を8勝したサウスヴィグラス。ナムラタイタン(武蔵野S)、ラブミーチャン(全日本2歳優駿、東京盃、東京スプリントなど)をはじめ、ダート界に多数の活躍馬を送り出している。

母レースミストレス(その父サンデーサイレンス)は未出走だが、その半兄がG1・ホイットニーHなど米8勝のランズウィック。半姉にビストロドゥパリ(1勝、札幌2歳Sや毎日杯に勝ったナムラマースの母)、半妹にはエアコゼット(3勝)らがいる。HBAサマーセール(1歳)にて745・5万円で落札され、ラフィアンターフマンクラブにラインナップ。募集総額は1500万円だった。

ビッグレッドファームの真歌トレーニングパークで順調に乗り込まれ、5月15日、美浦に入厩。23日のゲート試験を一発でパス。体力的に余裕があり、難なく追い切りを消化した。身のこなしが柔らかく、長くトップスピードが持続する個性。コンパクトにまとまった体型だけに、仕上がりは早い。

6月15日(土)、東京のダート1400mに初登場。柴田大知騎手がゴールへと導く。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判になっている。