【ラジオNIKKEI賞】ケイアイチョウサン、名手に導かれインから抜け出し!

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13年6月30日(日)、2回福島2日目11Rで第62回 ラジオNIKKEI賞(GⅢ)(芝1800m)が行なわれ、横山 典弘騎手騎乗の8番人気・ケイアイチョウサンが優勝。勝ちタイムは1:47.9(良)。

2着にはクビ差で14番人気・カシノピカチュウ(牡3、栗東・牧田厩舎)、3着には5番人気・アドマイヤドバイ(牡3、栗東・橋田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたガイヤースヴェルトは15着に敗れた。

勝ったケイアイチョウサンは今年1月にも京成杯で3着の実績があったが、古馬相手の前走は前が塞がり、力を出し切れなかった一戦。内から鮮やかに抜け出すレースで、鬱憤を晴らした。 馬主は株式会社 チョウサン、生産者は平取の坂東牧場。馬名の意味由来は「家族のイニシャル+冠名」。

1着 ケイアイチョウサン(横山典騎手)
「凄い馬です。ステイゴールド産駒の切れ味をたっぷり見せてもらいました。攻め馬で跨がった感触からも、まだまだ、という印象でしたが、過去のレースを見るとそれなりに走っていたので、今回も期待していました。勝負どころでの手応えも良く、進路を探すのが大変でしたけど、追ったのは一瞬だけでした。これからも楽しみです」

2着 カシノピカチュウ(西田騎手)
「枠順を生かした競馬をして、一発を狙っていました。道中は少しハミを噛んでいましたが、距離をこなしてくれましたし、直線で前が開いてからも良い脚を使ってくれました。長く使ってきている割りに状態は良かったです。厩舎スタッフに感謝したいですね」

3着 アドマイヤドバイ(池添騎手)
「上手く流れに乗れましたが、直線でシュッと反応せずにモタモタした感じになりました。重賞を勝てる力はあるので、瞬発力がついてくれば更に楽しみです」

4着 フラムドグロワール(田辺騎手)
「良い感じで運べましたが、もう少し馬に元気があってもいいかなと思いました。もしかすると暑い時期は良くないのかもしれません」

5着 シャイニープリンス(和田騎手)
「スムーズに良い位置を取れましたが、直線ではモタれてしまって、追えずに脚を余してしまいました。右回りではこういうことがあるのかもしれません」

6着 ダービーフィズ(吉田豊騎手)
「外枠からスタートがもうひとつで、途中には他馬に前へ入られてしまいました。もう少し前で競馬をしたかったですね。乗りやすくて良い馬です」

10着 インプロヴァイズ(戸崎騎手)
「気を付けていましたけど、かかってしまいました。外枠もあったし、前に馬を置けませんでした。ただし、良いものは持っている馬です」

15着 ガイヤースヴェルト(内田博騎手)
「今の福島の良い馬場では、外めの枠は不利ですね。どうしても外を回らされてしまいます。まだまだ良くなってきそうな感じがしますし、これがこの馬の実力ではありませんよ」

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ケイアイチョウサン
(牡3、美浦・小笠厩舎)
父:ステイゴールド
母:シャドウシルエット
母父:シンボリクリスエス
通算成績:11戦3勝




写真:武田明彦

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