【クイーンS】オールザット&キャトル角居厩舎両馬は順調さをアピール

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24日(水)、クイーンS(G3)に出走を予定している角居勝彦厩舎の両馬が追い切り。菱田裕二騎手(レースでは内田博幸騎手)が騎乗したオールザットジャズ(牝5、栗東・角居厩舎)はダノンフェニックスと併せ、函館芝で5F:64.0-50.0-37.4-12.0秒を馬なりで計時。岩田康誠騎手が騎乗したキャトルフィーユ(牝4、栗東・角居厩舎)はサンビスタと合わせて、函館Wで5F:67.5-52.7-39.3-12.9秒を馬なりでマークした。

まず、今春に福島牝馬Sを連覇したオールザットジャズ。「(放牧から)いい状態で帰ってきたし、輸送も難なくクリアしてくれて、大人になったかな」とは追い切りで併走馬に騎乗した前川助手

ヴィクトリアマイル、クイーンSというステップは、昨年に続いて同様のローテーションも、その前年はいずれも人気に支持されながら結果に応えられなかった。今年は陣営も精神面の成長を口にしているように、強調材料はあることは確か。昨年(5着)以上の結果が欲しいところだろう。

また、僚馬のキャトルフィーユは準オープンの身も、前走は約1年3ヶ月振りの勝ち鞍。滞在競馬で上げ潮ムードに乗っている。

「そんなに前走のダメージはなかったので、いい状態で順調に迎えられるんじゃないかなと思います。前走の勝ち方も強かったですし、コースも合っています。牝馬限定の重賞で少頭数なら、このレースを狙わない手はないと思うんですよね」と同助手。

土曜メインの自己条件の混合戦をスキップして、敢えての格上挑戦。実績面では見劣るものの、名門・角居厩舎が送り込んできたところは不気味。ダークホース的な雰囲気が漂っている。


(上)オールザットジャズ、(下)キャトルフィーユ