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カシノタロン、道中3番手から直線で気持ちよく伸びる!!
2013/7/30(火)
13年7月27日(土)2回小倉1日目5R 2歳新馬(芝1200m)
カシノタロン
(牝2、栗東・梅内厩舎)
父:バゴ
母:カシノエスケイプ
母父:スズカストリート
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好発を切ったコウエイプリンセス。快調に逃げ脚を伸ばして3角と4角の中間点では、もうセーフティリードと思える程の差。4角が近づいた時に少し外へ逃げ気味な感じに気がつく。矯正しながら廻っていくうちに、後続がどっと近づいてきていた。道中は離された2、3番手を進んでいたカシノタロンが一気に脚を使ってコウエイプリンセスを呑み込んでゴールを目指していった…。
後日にビデオを見直すと、カシノタロンもスタートこそコウエイプリンセスと外枠のカシノリデルほどに速くはないのだが、二の脚がけっこう速く1ハロン行くまでに、もうコウエイプリンセスに近づいていた。そこからジワーっと貯めて3番手、前のカシノリデルから2馬身で2ハロンを迎えている。ここらでは少しだけ内から外へと出していくぐらいに余裕もある。
軽快に飛ばしていくコウエイプリンセス、リードを5馬身ぐらいとって最終カーヴを迎える。2番手カリノリデルの外へ並んできたカシノタロン。前を追う態勢は出来ていた。
直線に入って残り300あたりを過ぎたあたりで追い出していったカシノタロン。しかし前を行くコウエイプリンセスとの差はしっかりとあった。
カシノタロンが先頭に立ったのは残り100を過ぎるあたり。もうステッキで追うのをやめて、手綱をしごくだけの所作でコウエイプリンセスを離していく。そのコウエイプリンセスはあっと言う間に後続馬の差を詰められてしまい、6着となってしまう。
2着には道中で中団を進んでいたカシノエーデル。4コーナーでは7頭目まで順位を上げて、そこからもさらに脚を伸ばして先行していた馬達を外から一気に差しての2着だった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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