クラリティシチーが評判馬差し切りデビュー勝ち…新潟新馬

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13年8月3日(土)、2回新潟3日目5Rでサラ系2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、田中 勝春騎手騎乗の3番人気・クラリティシチーが優勝。勝ちタイムは1:49.3(良)。

2着には1.1/2馬身差で1番人気・ガリバルディ(牡2、栗東・藤原英厩舎)、3着には7番人気・ハピネスダンサー(牝2、栗東・高野厩舎)が続いて入線した。

半姉にザレマ、半兄にマルカシェンクがいるガリバルディと、半姉が今年のチューリップ賞にも駒を進めたヴィルジニアがいるオリハルコンら良血馬が揃い、戦前から注目を集めた一戦。
レースはアブソリュカフェがダッシュ良くハナをきると、ガリバルディ、オリハルコンら人気馬も先行。一度、密集したまま馬群が固まると、動きのないまま直線へ。 勝負処で有力馬の脚色に注目が集まるところだったが、脚色が目立ったのは中団待機のクラリティシチー。ガリバルディもそれに負けじと抵抗したが、上がり3F33秒2の最速の末脚で、他馬をまとめて交わし去った。

勝ったクラリティシチーは祖母がクリスタルCの勝ち馬タイキダイヤという血統。 馬主は株式会社 友駿ホースクラブ、生産者は新冠のパカパカファーム。馬名の意味由来は「母名の一部+冠名」。

1着 クラリティシチー(田中勝騎手)
「味のある競馬をしてくれましたね。直線であまり早く抜け出してもしょうがないと思って、追い出しをガマンしました。稽古からしっかり走っていましたし、レースも上手です。これからが楽しみです」

2着 ガリバルディ(福永騎手)
「追い切りをビシッとやった本数が少なかったので、動けないかもしれないとも思っていましたが、その懸念通りになってしまいました。いつでも動ける位置にいましたけど、動いていけませんでした。ただ、素質があるのは分かりましたし、レース自体は上手でしたよ」

3着 ハピネスダンサー(池添騎手)
「ゲートを出ず、中団からになりました。馬込みも平気でしたし、最後もしっかり脚を使ってくれました。良い馬です」

4着 オリハルコン(岩田康騎手)
「まだ幼さが残っていますし、レースセンスだけで走っている感じですね。外に出すタイミングは何度かありましたけど、出したら吹っ飛んでいきそうな感じだったので気を付けて乗りました。その分、エンジンをかけるのが遅れてしまいましたね。素直なので、慣れてくれば楽しみです」

5着 アブソリュカフェ(松岡騎手)
「ゲートが遅いと聞いていたので後方から競馬をしようと思っていましたけど、出が速くて2馬身くらい先に出ましたし、他に行く馬もいなかったので行きました。素質がありますし、絞れてくれば更にやれますよ」

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クラリティシチー
(牡2、美浦・上原厩舎)
父:キングカメハメハ
母:タイキクラリティ
母父:スペシャルウィーク



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