【札幌記念】1週前/岩田も手応えアスカクリチャン巻き返しへ

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前走の函館記念で3着に好走したアスカクリチャン(牡6、栗東・須貝厩舎)が8月18日(日)に行われる札幌記念(G2)で約1年ぶりの勝利を目指す。

その前走は8番人気の低評価を覆し3着と激走。1~2着は先行してインを通った馬で、アスカクリチャンは大外枠からの競馬。昨年は七夕賞を制し、新潟記念で3着に入って以降は掲示板すら入れずに低迷ムードだったが、復活の気配を感じさせた。

「(騎乗していた)岩田ジョッキーも『内枠やったら勝ってた』というくらいの手応えを感じてたので、惜しい競馬やったのかな、というのはありますし、それこそ“外枠に泣いた”じゃないですけれど、もったいなかったな、という競馬でしたね」と北村浩平調教助手も悔しさをのぞかせる。

また、これまで計17人の騎手とコンビを組むなど鞍上が固定されない印象だが、前走で初コンビを組んだ岩田康誠騎手との相性について「諦めずに最後まで追えば伸びるタイプの馬なので、岩田騎手のような最後まで諦めずに競馬をしてくれるような騎手とは手が合う」と初コンビの前走に相性の良さを感じている。

函館記念後は放牧を挟み、函館に帰厩後は2本の追い切りを消化。好ムードを漂わせている同馬だが、札幌記念は相手関係も確実に強化。使い込まれた馬場と、条件が変わる中で、戦法をこう語る。
「理想は先行やと思いますし、相手次第ですけれど、流れに乗って折り合いつけて、しっかり最後まで伸びていけばいいですね」。レース運びと折り合いさえ次第で、 昨年の七夕賞の激走を期待できそうだ。