【札幌記念】年齢を重ねて充実のルルーシュ「思い通りに使えている」

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8月18日(日)に行われる札幌記念(G2)を予定しているルルーシュ(牡5、美浦・藤沢和厩舎)は15日(木)、古川吉洋騎手を背に(レースでは内田博幸騎手が騎乗予定)函館芝コースで追い切り、5F67.3-51.9-38.6-12.3秒をマークした。

前走の目黒記念ではムスカテールに惜敗の2着。前走と同じく放牧明けとなるが、美浦で十分に乗り込まれており、仕上がりは万全。休養明けは(1.1.1.0)と成績も良い。追い切りではパートナー(レッドフォルツァ・古1000万)に力強い動きで0.1秒先着。「時計は遅かったけどよかったよ。久々といっても、この間使ったから大丈夫だよ」と藤沢和雄調教師からは笑顔がこぼれる。

函館の洋芝にも「去年の巴賞(2着)も使ったことあるし、大丈夫だね」と余裕を見せる。昨年の札幌日経OPも制しており、函館と札幌での成績は(2.1.0.1)と洋芝適性は高い。

「ようやく思う通りに使ったり休めたりできるようになった。今までは勝手に休んでたもん」と古馬としての充実ぶりがますますうかがえる。

秋の重賞に向けては「東京がいいからな。でも、勝たせてもらっているから、G2は斤量もあまりよくないし、かえってオールカマーとかに行こうかと考えている。(賞金が足りれば)天皇賞(秋)を使いたい」と昨年の有馬記念に続くG1挑戦も匂わせる。

「年取ってから元気になったよね。あの(雑誌)ギャロップの漫画じゃないけど、スパーダに気合を入れてもらったんだね」と藤沢厩舎の2週連続重賞Vに向けて期待は膨らむ。