ブエナビスタ1週前追い切りなど

トピックス

●オークスの1週前追切りが13日に行われ、
2冠を狙うブエナビスタがDWコースでカルカソンヌ(3歳・500万下)と併せ馬を消化。
98秒7-67秒2-53秒3-39秒7-12秒2で終い重点に追われた。
「レース後も変わりなく順調。今週が競馬でもいいくらいの仕上げだな。折り合いが付くし距離が延びた方が更にレースもしやすいはず。
不安点は何もない。そう、あの時よりも今回の方が自信がある」と師がポツリと一言。

あの時の馬とは2冠馬ベガのこと。
「あの馬も確かに強かったが、素材はブエナビスタの方が上だろう。
前走でも着差は僅かでも内容は完勝と思っているからな」と同馬に全幅の信頼を置く。

●アンタレスSで8着だったメイショウトウコンは次週の東海Sで巻き返しを狙う。
「前走は前残りの流れでこの馬には展開がキツかったし、鼻出血の影響もあったんじゃないかな」と担当調教厩務員は敗因を挙げる。

13日には坂路コースで56秒9-41秒4-27秒4-14秒0をマーク。
「稽古は動かないからこんなもの。実績のあるこの条件なら変り身があってもいいと思うよ」と付け加えた。
なお今回は藤田騎手がオークスで騎乗するため、08年のアンタレスS(14着)以来となる武幸騎手と再コンビを組むことが決まった。

●根岸S15着のあと休養に入っていたマルカフェニックスが、放牧先である小松温泉から栗東トレセンへ帰厩。
このまま順調なら安田記念(6月7日・東京)を目標に調整される見込み。
今朝は帰厩後、坂路で初時計をマーク。58秒2-44秒0-29秒7-15秒1で駆け抜けた。
「骨膜の状態が良くなったし、これから調教ピッチを上げていく。マイルも守備範囲だよ」と担当助手。

●ダービーを2週間後に控えたセイウンワンダーが、新コンビを組む福永騎手を背にCWコースで初追い切りを行った。
同厩舎・ワンダーキラメキ(3歳・500万下)を内に入れて6F80秒3-65秒8-51秒6-37秒9-12秒2でフィニッシュ。1馬身先着を果たした。
「凄く乗り味のいい馬。走る馬の背中をしているし、いい動きだったよ」と鞍上の表情にも自然と笑みがこぼれた。


ブエナビスタ
(牝3、栗東・松田博厩舎)
父:スペシャルウィーク
母:ビワハイジ
母父:Caerleon
半兄:アドマイヤジャパン
通算成績:5戦4勝
重賞勝利:
09年桜花賞(G1)など3勝


メイショウトウコン
(牡7、栗東・武田厩舎)
父:マヤノトップガン
母:ルナースフィア
母父:ジェイドロバリー
近親:クラフトワーク
通算成績:42戦9勝
重賞勝利:
08年ブリーダーズGC(G2)など4勝


マルカフェニックス
(牡5、栗東・松永 昌博厩舎)
父:ダンスインザダーク
母:ミスカースティー
母父:Miswaki
近親:ヒラボクロイヤル
通算成績:21戦5勝
重賞勝利:
08年阪神カップ(G2)


セイウンワンダー
(牡3、栗東・領家 政蔵厩舎)
父:グラスワンダー
母:セイウンクノイチ
母父:サンデーサイレンス
近親:ワイキューブ
通算成績:6戦3勝
重賞勝利:
08年朝日フューチュリティ(G1)など2勝
成績は全て10日終了時点