【札幌記念】アスカ逆転へ手応え「チャンスはある」

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前走、函館記念で8番人気ながらも3着に食い込んだアスカクリチャン(牡6、栗東・須貝厩舎)が、8月18日(日)に行われる札幌記念(G2)を予定している。

14日(水)の追い切りでは、同厩舎から日曜の新馬戦でデビューする同厩のガートルードらと併せ、函館芝コースで追い切り、5F65.0-50.3-37.5-12.0秒をマーク。併せた相手が新馬だったが、外を回りながら、豪快に芝コースを駆け抜けた。

追い切りを見守った須貝尚介調教師は「この馬は、前走を使った後に放牧に出して、ここを目標にしてきたのでね。うまいこと調整出来ている。メンバーは強いけれど、明らかにこの間よりも具合が良いよ」と上積みを強調する。

その前走は先行有利の馬場で、15番枠からのスタート。勝ち馬に着差こそ離されたが、陣営は逆転への手応えを語る。
「今回も岩田騎手が乗ってくれるからね。あの時は大外で上手いこと立ち回ってくれたんだけれども、もうちょっと内の方の枠であれば、また違った競馬になったかもしれない。すでに一回乗ってくれているから、あれくらいのジョッキーであれば、次は狙ってくると思うし、メンバーが強くてもチャンスはあると思いますよ」

更にその前走よりも強調できるのが、使いこんできた馬場と、週末の雨予報だ。昨年も開催最終週、稍重の馬場を味方に七夕賞を制したことは記憶にあたらしい。
「洋芝で、ましてや、こうして雨が降って馬場が悪い時には、かえって力を発揮できるところはあると思いますから」と重賞2勝目へ向けて、条件は揃っているようだ。

G1勝ち馬も多数参戦して強敵揃いの札幌記念。それでも、アスカクリチャンは条件替わりで巻き返しを狙っている。