【エルムS】連勝の勢いでフリートストリート「ここで勝たないと意味がない」

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休み明けから3戦2勝と好調のフリートストリート(牡4、栗東・角居厩舎)が8月24日(土)に行われるエルムS(G3)で重賞初制覇を目指す。

「元々、素質があって、3歳の頃は3連勝しましたからね。ただ、その時は小手先で走っているだけというか、上に行くと物足りなくなってしまいました。一旦放牧に出して、走り方を変えたことによって、2連勝できているのかなと思います」と素質馬の本格化を喜ぶのは松田全史調教助手

新馬勝ちから3連勝するも、ジャパンダートダービ以降は勝ち負けの出来ない競馬が続いていた。「まさに小手先で走っていたんです。ただ、走っている感じの走法・フォーム。それでも、そのまま無理をさせることで、若馬にとっては負担が掛かるので、一旦放牧に出しました。今は体全体を使って走らせているので、その違いがあると思います」と話す松田助手の言葉には自信がみなぎる。

「今までは馬に主導権があったところを、主導権が今は乗り手にあるので、自由が利くというか、操縦がしやすくなってます。体の使い方が変わったことで、もっと楽に、一完歩が大きく、ストライドが伸びて走っていると思います」




14日に入厩後は順調に調整が進んでおり、栗東での乗り込みも十分。水曜日の追い切りを前に「向こう(栗東)でもやってくれてるので、それで体調は整うと思います」と函館への輸送後も順調のようだ。

これからの充実期と秋の重賞に向けて「ここで賞金を加算しておかないと、秋に向かってなかなか大きいところを獲れないどころか、出走も出来ませんからね。ここでどこまで力があるかを示すには良いチャンスだと思いますが、ここで勝たないと意味がないですから」と松田助手の言葉にも力が入る。

久しぶりの重賞戦で相手も強くなるが「今はコントロールも利くので、色んな競馬が出来ると思います。その辺は強みなのかなと思って、胸を借りるつもりで頑張ります」と陣営は前向きだ。レースでは前走と同じ内田博幸騎手の騎乗を予定している。成長著しい4歳馬は、今夏にさらなる進化を見せてくれそうだ。

競馬ラボではおなじみの存在の松田助手。今年は函館観光大使を目指す!と意気込んで?いる。