【キーンランドC】万全のデキで重賞Vへシュプリームギフト「良い状態」

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シュプリームギフト(牝5、栗東・須貝厩舎)はキーンランドカップ(G3)を予定している。2走前の函館SSでは2着に好走。得意の滞在、洋芝の函館で、復調のキッカケを掴んだかに思われたが、前走のUHB賞は9着。よもやの大敗を喫した。

「この間はまともに走っていない。この馬は競馬の中でいじめてやらなきゃいけないタイプだからね。ああやって、良い枠だったのに、3コーナーから外を回ったら、もう止めちゃう。集中力がなくなるからね。大外を回らなくても良いタイプ。もうちょっと前で競馬をしてほしかった。枠を活かせない競馬になったよね」と須貝尚介調教師。昨年の同レースの勝ち馬であり、重賞実績もある、いわば格上の存在。それだけに得意の舞台での大敗は悔しさが残る。

しかし、惨敗後の中一週とはいえ、ここを見据えた上での臨戦過程を踏んでおり、デキに心配はない。「使ったばかりだけれど、後遺症はないし、来週は良い状態で出せると思いますよ。全然ダメージはないですから」と師。

キーンランドCは昨年も4着に健闘した舞台。前年の覇者であるパドトロワとは2走前にアタマ差に迫っているように、重賞タイトルに手が届くまでの位置にいることは確か。前走の敗戦を糧に巻き返しを期す。