【2回新潟】トップオブスターズ…小平奈由木の注目新馬レポート

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トップオブスターズ
(牡2、美浦・戸田厩舎)
父:Sea The Stars
母:Exhibit One
母父:Silver Hawk

父はシーザスターズ。英2000ギニー、エプソムダービーの2冠を制した歴史的な名馬である。凱旋門賞までG1を6連勝で突き進み、3歳にして種牡馬入り。注目のファーストクロップとなる。世界的な名牝に配合されているだけに、続々とスーパーホースが登場すると思われる。

母系もワールドクラス。母イグジビットワン(その父シルヴァーホーク)は、G1・ヨークシャーオークスを4着したほか、パオロメッツァノッテ賞、カルロダレッシオ賞とイタリアのG3を2勝した。近親にザフォニック(全欧2歳牡馬チャンピオン、種牡馬)も名を連ねるファミリーである。サンデーサラブレッドクラブの所属。募集総額は5000万円だった。

ノーザンファーム早来の屋内坂路でも定期的に15-15を消化したうえ、6月15日、美浦に入厩。28日のゲート試験をパスすると、順調にペースアップされた。暑さが厳しいなか、同ステーブル特有の中身が濃いメニューをこなしても、体力的に余裕がある。
「まだ反応はひと息ですが、この血らしく奥が深そうな雰囲気。追わせますし、加速してからがいい」
と、8月8日の追い切りに跨った戸崎圭太騎手。このひと追いをきっかけに、動きは急上昇してきた。

今週も戸崎騎手で最終調整を行ったうえ、8月25日(日)、新潟の芝1600mに臨む。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判になっている。