【エルムS】四位も好評価ダノンゴールド直前情報

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函館現地直送インタビューでは、先週に続いて、土曜函館のエルムS(G3)に出走予定のダノンゴールド(牡4、美浦・藤沢和雄)陣営を2週にわたって取材。今夏は函館、小倉、そして函館と、北へ南へ転戦を続けるタフマンについて、担当の松本雄志調教助手にレース直前の気配を伺った。

●最終追い切り後も好調をキープ

-:藤沢厩舎の松本雄志助手に、ダノンゴールドの追い切り後の状態を伺いたいと思います。よろしくお願いします。昨日(8/21)、最終追い切りをダートコースで終えて(5F71.4-56.0-41.7-12.5秒をマーク)、追い切り後の状態はどうですか?

松本雄志調教助手:よろしくお願い致します。体がちょっと良くなって、いい意味で変わりないというか、ちゃんと走れるようになっています。

-:騎乗された四位騎手はどう評価されていましたか?

松:「元気いっぱいだよ」と。良い評価だと思います。

-:実際に松本さんも跨ることがあると思うんですけれど、歩様はどうですか?

松:それは最近の?問題ないですよ、変わりなく。

-:柔らかさとかそういう、背中から伝わってくるものはどんな感じですか?

松:力強いですし、ちゃんと背中も使えますし、パワーがあるなって感じです。

-:レース当日は天気が悪そうな感じですけれど、時計が速くなった場合でも大丈夫でしょうか?

松:大丈夫だと思います。小倉でもあのくらい走れているので、大丈夫じゃないですかね。

-:送り出す立場からしたら、もういつレースがあっても大丈夫な状態と?

松:まだわからないです、あと2日ばかりありますからね。“最後にゲートに入れるまでわからない”というつもりで、いつもやっているので、気は絶対に抜かないです。だから、まだわからないです。

-:まだ本番まで金曜日、土曜日とありますからね。改めて気を引き締めなきゃいけないところもあるし。

松:そうですね。追い切りが終わっても、今からまた調整がありますから。

-:当日はレース直前まで、装鞍所からパドックまで、ダノンゴールドになるべく負担を掛けないように行くということが、松本さんの最後の仕事と。

松:その次のレースもまたあるんでね。そのレースだけを考えててもダメだし、やっぱり馬も良くなっていくので、これから先の馬のことを考えながら、その次のレースも見据えないといけません。調教も、そのレースだけを考えてできないですね。

21日の追い切りで併せた僚馬に先着したダノンゴールド(内)


●頑張り屋さんのダノンゴールド

-:連勝して軌道に乗っての重賞挑戦。今後を占う意味でも大事な1戦になりそうですよね。

松:そうですね。どんどん相手が強くなっていきますから。今回もまた強くなりますけれどね。

-:メンバーが強くなった今回でも、楽しみの方が大きいですね。

松:ハイ。楽しみしかないです。

-:折り合いの面は、乗りにくい馬ではないですか?

松:そういうことは聞いたことがないです。レースを見てても乗りやすそうですよ。早く良い位置に行って、そのまま折り合って抜きたがらないし。

-:松本さん自身は重賞挑戦は初めてですか?

松:初めてです。そんな、重賞なんて。

-:馬よりもご自身が緊張されちゃうところもあるんじゃないですか?

松:いや、今のところ全然していないですね、緊張はしないようにコントロールはしています。前走、前々走とうまくいっているので。重賞は初めてだから、レベルも上がるし今まで以上にやらなきゃいけないということはわかるんです。まあ、馬にあまり気付かれないように気をつけてはいます。

-:やっぱり馬は、そういう人間のちょっとした変化って気付いちゃうものですか?

松:そうですね。人それぞれ動きのパターンがあるじゃないですか、厩に入って、まず何をするとか。そういうところが変わると、やっぱり気になるんじゃないですかね。なるべく馬に不快感を与えないようにしています。

-:最後にファンの方々に、ダノンゴールドのアピールをお願いしていいですか?

松:馬も美浦に入って、函館、小倉とすごく頑張っているから、自分も感心します。他の厩舎の方や新聞記者の方に聞いても、「こんなことをやって、しかもちゃんと勝って、という馬はなかなかいない」と聞きますし、本当に頑張っていますよ。見た目もすごく格好いい馬で、見栄えもいいし、だから応援して欲しいですね、せっかく頑張ってくれているのだから。

-:ダノンゴールドの勇姿を函館競馬場に見に来てもらいたいですね。

松:本当ですよ。是非、生で見に来てほしいですね。

-:そして、馬券も当てて、ゴールドになるという。あと、金曜土曜とレースまでありますけど、調整頑張ってください。応援しています。

松:ありがとうございます。