【札幌2歳S】ウインマーレライ「同厩のマイネルフロストと比べると…」

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デビュー2連勝、前哨戦ともいえるコスモス賞を制したマイネルフロストに注目が集まる札幌2歳S(G3)だが、僚馬のウインマーレライ(牡2、美浦・高木厩舎)も見逃せない。新馬戦は2着に敗れたものの、直線では右往左往しながらのもの。前走の未勝利戦も、重い芝を外から差しきるあたり、デビュー前から高い評価を受けていたのが頷ける能力は疑いようはない。函館で2頭を担当する小島浩三厩務員に、2頭の比較ができるからこそのコメントをいただいた。

※9/7(土)の中山・アスター賞にスライドすることになりました。

-:既にお話を伺ったマイネルフロストとウインマーレライを担当されているということで、現時点ではマイネルフロストが2戦2勝と実績面ではリード。同じレースに出ても、現状はフロストの方をちょっと上にみられていますか?

小島浩三厩務員:今の現段階では敵わん。競馬センスから、色んなものから。ウインマーレライは来週、レースに使うといっても、放牧から戻って2週間で、20日も経たないぐらいで使うんだろ。まだちょっと……。

-:荷が重たい感じですか?

小:そうそう。ウインの方は休み明けの今度3戦目。一方でマイネルフロストは休み明けを叩いた強みもあるからね。その差はあると思うよ。

-:府中で使って、新馬戦で追い込んで2着。福島の未勝利戦を勝って、大きく広いコースと、狭い小回りコースを経験して、経験やセンスがあるなと思うんですけどね。

小:良いものを持っているけれど、やっぱり競馬の巧さじゃ敵わんな。

-:ウインマーレライとマイネルフロスト、2頭を担当されているからこその言葉だと思うんですよね。でも、後々だったらわからないところはありますか?

小:それはわからないよ。フロストも良くなるだろうけれど、ウインも競馬を使って変わるだろうし。

-:まだレースに出られるかどうかわからないところもありますし、仮に2頭出られた場合なんですけれど、洋芝やコースの適性はどうですか?

小:福島で勝ったときも道悪だったから、少しくらいの道悪なら苦にしないだろうけれど、ここの馬場はわからないからね。特に不良になったときにはさ。

-:今日(8/23)みたいに突然土砂降りになっちゃうと?

小:それもあるし、競馬を使ってえらく馬場も荒れているから、ちょっとでも雨が降ったら、もっと酷くなる。だから、そこは何とも言えないけれどね。

-:日曜も騎乗する予定ですか?

小:乗る。日曜日も少しやるけども、あとは来週の水曜日の最終追い切りでどんなもんかだな。

-:マーレライがそこで変わってくるかどうかに懸かる感じですかね。

小:今週(追い切りを)やっているからさ。そこで来週どれだけ変わっているかだね。

-:あとは手応えのほどを聞く限り、他の登録しているメンバーよりも、フロストが抜けているということにもなりますかね。

小:確かに新馬を勝っている連中も良いのはいるよ。良いけれども、こちらはダテに2つ目を勝っていないから。やっぱり、それは違うよ。