【新潟2歳S】ハープスターに川田も絶賛「無事に走れて良かった」

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デビュー戦で鮮やかな差し切り勝ちをみせたこともさる事ながら、名門、松田博資厩舎において高い評価を受けていたハープスター(牝2、栗東・松田博厩舎)。デビュー2戦目となった新潟2歳S(G3)でも、牝馬ながら1番人気の支持を集めたが、序盤は行き脚がつかず最後方。
「前半は馬のリズムに任せていきましたけど、進んでいかず、あの位置からになりました。直線に向いても進まなかったので焦りましたね」と騎乗していた川田将雅騎手も振り返る。

それでも、直線に向いてからが圧巻。残り300m付近でもしんがりを追走していたのが、大外からスパートをかけると、矢のような伸び。楽々と前を行く馬を交わし、最後は抑える余裕もみせながら、楽々と3馬身差をつけた。

「強かったですね。加速してからは良い動きになりましたし、攻め馬で良い動きをしていたので、“これなら届く”と思いました。これ程の良い勝ち方をしてくれましたし、先が楽しみ。まずは今日のレースを無事に走れて良かったです」と川田騎手も表情を緩ませた。

祖母に桜花賞、オークスの2冠を制したベガ、おじにアドマイヤドンら。そして、父がディープインパクトという超良血馬。その血統背景に違わぬ走りは、早くも来年のクラシック、将来性を期待させるものだ。真夏の越後から1等星のごとく輝くスター候補生が誕生した。