後藤浩輝騎手10月復帰へ向けて1年ぶり調教騎乗

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28日、落馬負傷により2012年9月から休養している後藤浩輝騎手(39歳・美浦・フリー)が、美浦トレセンで行われた調教に騎乗した。

同騎手は、2013年7月には美浦トレセン乗馬苑で乗馬を開始。8月からは競馬学校にて訓練馬に騎乗し、走路訓練を行っていた。 現役競走馬の調教騎乗は、約1年ぶり。今後はリハビリを続けながら調教に騎乗し、10月のレース騎乗復帰を目指す。

【後藤浩輝騎手のコメント】
「今日は伊藤正徳厩舎、国枝厩舎、大竹厩舎の3頭に騎乗させてもらいました。復帰していきなりは調教に乗せてもらえなくても仕方ないと思っていましたけど、今週レースに使うような大事な馬に跨らせてもらえて、自分に対する信頼は薄れていないんだなと、ホッとしました。 リハビリ、トレーニングを積んできて、競走馬に乗れるような体にはなりましたけど、自分としてはまだまだという気持ちです。先生からの指示通りに乗ることを意識して、本来大事な、競馬で勝てるための味付けまでには至らなかったかもしれませんが、ガッカリされない程度には乗れたかと思います。
追い切り自体1年ぶりなので、ひとつひとつの動きが新鮮に感じます。まだ自分のフォームを確認しながら乗っている感じなので、騎乗しながら感覚的、反射的に動けるようになるには何頭か乗らないと、という感じはあります。 今日は他にも声を掛けてもらっていた厩舎がありましたけど、時間の都合で3頭に騎乗するのが限界でした。これだけ長く休んでいて、ちゃんとまた迎えてくれるのはありがたいですね。声を掛けてくれた厩舎の馬は全部乗りたい気持ちですし、明日からもトレセンで1頭でも多くの馬に乗りたいです。
やはり、馬の上は安心しますね。これまでもケガをしたり、精神的に苦しかったときも馬の上では忘れることが出来ましたけど、今日もそうでした。馬の上が一番自分が落ち着く場所ですし、自分にとって幸せを噛みしめられる場所だと思います。 今日一番戸惑ったのは、人に囲まれることです。この1年、これだけ多くのカメラが自分に向くことがなかったですからね。今度は競馬場で、ウィナーズサークルで多くの人に囲まれたいです。早く月曜日の紙面を飾りたいと思っています。その為にも、今後は自分のトレーニング以外にしっかり営業もして、騎乗馬を集めていかないといけませんね(笑)」

後藤 浩輝
(ごとう ひろき)
1974年3月19日生まれ
[初免許年] 1992年
[所属] 美浦・フリー
[初騎乗] 1992年3月1日2回中山2日目1R エンシュードラゴン (6着/16頭)
[初勝利] 1992年4月4日3回中山3日目4R タイガーリリー
[生涯成績] 12247戦1379勝