【札幌2歳S】トーセンシルエットは距離延長に期待

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前走、函館2歳S(G3)で3着のトーセンシルエット(牝2、美浦・菅原厩舎)が、8月31日(土)に行われる札幌2歳S(G3)を予定している(1勝馬のため、13/16抽選)。

デビュー戦は6月1日の東京芝1400m。10番人気ながら、ゴール前でしぶとく差し切り、現2歳世代の新馬戦の幕開けに波乱を巻き起こした牝馬。デビュー2戦目にして、意欲の重賞挑戦となった前走は函館2歳Sへ参戦。スタートで出遅れ気味だったものの、中団から3着まで追い上げ、新馬戦に続いて、低評価を覆した。

この中間も函館で調整を続け、28日(水)は江田照男騎手を背にウッドで追い切り。69.4-53.8-40.0-12.9秒を馬なりでマーク。併せた僚馬を追走する形で同入。追い切りを見守った菅原泰夫調教師も「トモがしっかりしてきた」と成長を感じ取っている。

しかし、新馬戦は1400m、前走は1200m、3戦目となる今回は1800mと、経験した最長距離から2Fの距離延長となるのは気になるところだろう。

「母系は短距離血統で、祖母は騎手時代に(菅原師)自身が乗っていて1400mで2勝したような短距離馬だったんだけれど、この馬は母系に似合わず、のびのびとした走りをしている。これは父系の影響なんじゃないかな。前走の感じだと1800mまではもってくれると思っているし、スタートが悪かったけれども、終いは伸び脚を使っていたね。1800mで面白い競馬が出来るんじゃないかなと思っています」と師は秘めたる距離適性に期待を寄せている。

併せ馬に先着したトーセンシルエット(外)