【札幌2歳S】上積み大きいバウンスシャッセ「タフで良い感じ」

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函館での新馬戦(8/4)を1番人気の期待に応えて快勝したバウンスシャッセ(牝2、美浦・藤沢和厩舎)が、8月31日(土)に行われる札幌2歳S(G3)を予定している。

デビュー戦では好位から楽に抜けだしての快勝。2歳牝馬ながら馬体重は508キロの雄大な馬格だけに、2戦目での上積みも大きく期待できる。兄姉には現役で活躍中のホーカーテンペスト、フロアクラフトがいる厩舎期待の良血馬だ。

前走で手綱を握った四位洋文騎手を背に函館・芝で行われた28日の追い切りでは、パシャドーラ(3歳500万)の外を0.7秒差から追走し、直線で四位騎手の鞭が一発入るとグイッと力強い伸びを見せて5F64.9-49.6-36.6-11.9のクビ差で先着した。

稽古の動きに藤沢和雄調教師からも「向こうの方(併走馬)がすばしっこかったけど、こっちは穏やかで楽しみ。こんなどっしりした牝馬はなかなかいないね」と自信と期待が満ち溢れる。

短い放牧を挟んでの競馬となるが「穏やかで順調だよ。牧場行って、またすぐ帰ってこられたんだし、穏やかで牝馬で500キロもあるからね。牝馬で500キロもあるとセーブしなきゃ、というところもあるけど、この子は強めにいけるくらいにタフで良い感じで来ているよ。四位くんも気合入れたくらいだから、それくらい出来るって事は大したもんだよ」と緒戦からの成長と順調さに上機嫌だった。

ただ、大トビなフットワークだけに馬場は気になる様子。
「一応ここの馬場は走っているけど、またそれより柔らかくなっているからね。難しいね。先週はうちの厩舎はダートしか使わなかったんだけど、ダメだった」と不安材料もチラリ……。

如何にせよ、現在、函館リーディング首位タイ(7勝)と好調の藤沢厩舎だけに、最終週の大攻勢に期待が掛かる。昨年のコディーノに続く厩舎の連覇に向けて、自慢の愛娘が函館のターフを駆け抜けてくれそうだ。




追い切り後に四位洋文騎手と打ち合わせる藤沢和雄調教師