荒れ馬場歓迎セイカプレスト「前走のように」…丹頂S

トピックス

前走、札幌日経オープンを勝利したセイカプレスト(牡7、美浦・相沢厩舎)が、9月1日(日)に函館競馬場で行われる丹頂ステークスを予定している。

前走時は準オープンの身。5度目のオープンへの格上挑戦ということもあり、低評価を受けていたが、後方待機から大外を回り、直線で一気に伸び快勝。波乱を巻き起こした。

函館芝2600mの舞台は前走と同じだが、登録段階でも他6頭も、前走と同じ顔合わせとなるメンバー構成。これまでに洋芝で2勝を挙げているセイカプレストとしても、「もう一丁」の期待が膨らむ。

「メンバーが前回と似ているよね。今の馬場状態のほうがウチの馬としては競馬しやすいと思うし、週末の雨予報も大丈夫だよ」と津曲調教助手は荒れ馬場を歓迎する。

ただし、格上相手のレース条件を選んできたこともあるが、前走の勝ち星が約一年振りのもの。展開に左右されるタイプで、ムラ駆けタイプであることは確か。展開の助けがほしいところだろう。

「前が前走のように行ってくれればね。レースの流れは重要ですよね。ビュッとした速い足を使うところまではいっていないと思うので、やっぱりある程度流れて、追い込みがちょうど届くくらいの上がりになってくれれば。あんまり落ち着いて流れてもらっちゃ困るね」

28日(水)の追い切りでは、助手を背にマイネルストラーノ(3歳1000万下)らと併せ、函館Wで67.2-52.4-39.0-12.5秒を馬なりでマーク。「今日の追い切りも良くて、状態は前回勝った時と変わりなく順調に来ています」と同助手もデキにはGOサイン。

去年、札幌で行われた同レースでも、12番人気ながら3着に食い込んだゲンのいいレース。オーラス函館で再度の激走がみられそうだ。