【新潟記念】10番人気コスモネモシンが激走!今年も波乱に

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13年9月1日(日)、2回新潟12日目11Rで第49回 新潟記念(GⅢ)(芝2000m)が行なわれ、松岡 正海騎手騎乗の10番人気・コスモネモシンが優勝。勝ちタイムは1:58.9(稍)。

2着にはクビ差で8番人気・エクスペディション(牡6、栗東・石坂厩舎)、3着には7番人気・ファタモルガーナ(セ5、栗東・荒川厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたニューダイナスティは2番手から進めるも、伸びがなく5着に敗れた。

レースは差し・追い込みタイプのエクスペディションがまさかのハナに立つ展開。そこにニューダイナスティ、トレイルブレイザー サンシャインらがマークし、コスモネモシンは中団待機。
ゆったりしたペースで、馬群が一団のまま直線に向くと、先に抜けだしたエクスペディションめがけ、インからコスモネモシンが抜け出し。最後までエクスペディションも反撃の姿勢をみせたが、クビ差制した。

勝ったコスモネモシンはこれが3歳時、フェアリーS以来の久々の勝ち星。昨夏からの近5戦中4度にわたり、フタ桁着順に終わるなど、苦しい走りが続いていたが、約3年7ヶ月振りの勝ち星で健在振りをアピールした。
馬主は有限会社 ビッグレッドファーム、生産者は富田 恭司氏。馬名の意味由来は「冠名+誰でもない+神」。

1着 コスモネモシン(松岡騎手)
「折り合いが難しくなっているので、位置取りは気にせず折り合いだけ気を付けました。こういう馬場は得意なので良かったです。直線では相手より先に出られればと思っていましたけど、何とか出てくれました。元々マイネイサベルと同じくらい能力がある馬だと思っていましたし、これが良いキッカケになってくれれば良いですね」

2着 エクスペディション(浜中騎手)
「メンバーと馬場を考えて、行けたら行こうと思っていました。上手くハナを切って折り合いもついたので、やったかと思ったんですけどね。勝ち馬とは斤量の差があったかもしれませんが、力があるのは分かりましたし良かったと思います」

3着 ファタモルガーナ(田辺騎手)
「ゲートが元々良くない馬なので、アオらないように気を付けました。ペースが落ち着きましたし、イメージほど切れるタイプではないようなので早めに上がっていきました。よく頑張っていますよ」

4着 ダコール(内田博騎手)
「直線に向いたときの手応えも良く、勝ったかと思いましたけど、最後の伸びがひと息でした。道悪経験もありますけど、良馬場の方が合っていますね」

5着 ニューダイナスティ(戸崎圭騎手)
「この馬の持ち味を生かすように、もっと早め早めの競馬をすれば良かったかもしれません」

6着 レインスティック(武士沢騎手)
「よく頑張っていますよ。こういう馬場を気にしませんし、他が気にした分、この馬にとっては良かったと思います。距離も大丈夫ですよ」

9着 ブリッジクライム(鈴木康調教師)
「ジョッキーはこういう馬場を考えて上手に乗ってくれましたけど、本質的にこういう馬場が得意な馬ではありませんからね。また次に期待します」

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コスモネモシン
(牝6、美浦・清水英厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:デュプレ
母父:Singspiel
通算成績:29戦3勝
重賞勝利:
10年フェアリーS(G3)




本日の新潟競馬場の写真:武田明彦

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