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平林雅芳の2歳戦回顧(9/26.27)
2009/9/29(火)
土曜阪神1R
2歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.13.0
勝ち馬:タマモコントラバス(牡2、栗東・池添厩舎)
16頭のフルゲート。
初日のダート新馬戦で人気したケイアイブリザードとナイトオブザオペラの二度目の対戦。
そんな図式だったが、勝ったのはやはり初日にダート未勝利戦で逃げて3着と、ダートで変身を見せたタマモコントラバス。
ゲートでよろける様に出たケイアイブリザード。
デビュー戦とは違って、今回は先手は取れなかった。
スッと出て行ったのが、牝馬としては立派ないい馬体のナイトオブザオペラ。
デビュー戦ではゲートをアオリ気味に出てしまったが、今日は違った。
でも、付かず離れず追走したのがタマモコントラバス。
その外へケイアイブリザードも上がってきた。
前半3Fは35.2。
内々の4番手を進んだのが、今日はダートへ路線を替えてきたカルテブランシェ。
4コーナーで、前の3頭からケイアイブリサードが脱落してしまった。
ナイトオブザオペラとタマモコントラパスの2頭が、並びながらゴールを目指した。
内から外へ出して追い上げてきたカルテブランシェが、残り1F過ぎぐらいには少し前に接近しかかったが、そこから逆に離されてしまった。
前の2頭の決着となった。
粘るナイトオブザオペラが有利かと思われたが、ゴール板が近づくにつれて外タマモコントラバスが前に出て、1馬身近く開けてのゴールとなった。
3着は、8馬身も水を開けられてカルテブランシェ。
4着には、後方で砂を被って嫌がっていた①のスウィープインが、直線で内目から脚を伸ばして入った。
勝ったタマモコントラパスは、前走も厳しい流れを粘ったようにいい先行力がある。
今日も渋太さを発揮した。
2着ナイトオブザオペラは、勝利は時間の問題。
ケイアイブリザードはどうしたのだろう。
4コーナーから伸びを欠き、2秒以上離れた7着に終わった。
土曜阪神2R
2歳未勝利
芝1600m
勝ちタイム1.34.7
勝ち馬:ビービースカット(牡2、栗東・領家厩舎)
終ってみていつも言う事だが、芝の2歳戦では特にそうだが、内々を通った馬の決着。
いかに外を廻るのが不利なのか良く判る。
5着までの馬が大半ラチ沿いを走っていた。
勝ったビービースカットだが、内ラチから2頭目の位置におり、当然、4コーナーからも内を伸びた馬が上位だった。
1番人気のフォースフルバイオは、前回は内々を通っての競馬で直線は弾けた。
今日は、結局は内ラチを見ないままで外を廻る流れで、直線も外から伸びても前走ほどの伸びは見せなかった。
逃げたマイネホコモモラが、3コーナー過ぎあたりでは後続をちょっと離し気味となった。
でも1000通過が1.00.0ジャストだから、そんなに速くはないものだ。
その内ラチ沿いの2番手がコウエイロブロイ。
ビービースカットはその外目に位置していた。
外枠の馬が外から追い上げてきた4コーナーだったが、コーナーリングで内側が断然有利。
直線では、逃げるマイネホコモモラがそのまま押し切るかと思える程のセーフティリードだったが、その内から外へ出したビービースカットが急追。
最後は内へもたれて追えてないような格好ながら、頭差ぐらい出たのが見えた。
3着には、直線でやっと外から伸びてきたフォースフルバイオが、ちょっと離れてゴール。
ホクトスズランは伸びあぐねて6着だった。
走破時計が1.34.7と優秀。
それもそんなに速い流れでないものでだ。
上がり3Fだけが早い流れ。
最後の3ハロンが11.4-11.4-11.9である。
だから馬場コンディションはかなり良く、時計はあまり鵜呑みには出来ない。
ジョッキーに取材する場合に、枠順ももちろんあろうが、道中で内々を通るかを否かを聞いた方が先決だと思うような結果であった。
土曜阪神4R
2歳新馬・牝
芝1200m
勝ちタイム1.09.5
勝ち馬:グレナディーン(牝2、栗東・橋口厩舎)
圧倒的1番人気のグレナディーンが、直線で馬の中からこじ開けるように出てきて脚を伸ばしての渋い勝ち方だった。
逃げ切り劇でなく、逆に先々に繋がる内容とも言えようか・・・。
そのグレナディーン。
馬場入場して返し馬でゴール板を過ぎていくあたりを見ていると、前脚の出し方が硬く感じられた。
『大丈夫なの?』と思えるような感じ。
でも終ってみれば素人の危惧だった。
引き上げてきた馬上の武豊Jに聞いてみたら、『物見をしていてブレーキをかけている格好』だったそうだ。
観るのと実際の違いを実感させられた。
好発馬をしたのがナムラタイフーン。
しかしその後外へ逃げ気味だったのか、グレナディーンが前に出たが、その横からやっぱり先手をと、ナムラタイフーンが出てきた。
2番手グレナディーン、外からテイエムミューズ。
そして、ダッシュがついて追い上げてきたショウナンナックルが前に出て行った。
3コーナーのカーブでは、グレナディーンがちょっと外へと行きたがりそうな曲がり方だったが大丈夫。事なきを得た。
グレナディーンの後ろの内ラチ沿いを、2番人気のトーホウシンバルが進んでいた。
前はナムラタイフーンに、追い上げてきていたショウナンナックルが追走して行った。
4コーナーを廻って、前2頭が並んだ。
直線では、残り1ハロン過ぎあたりで、内から外へ出てきたグレナディーンが、すぐ横に来ていたヤマカツセイレーンとの間をこじ開けるように出て行った。
そして、そこからステッキを入れて追い出した。
内では、ラチ沿いから開いた隙間から前に出たきたトーホウシンバルの伸びも良かった。
結局は、人気馬2頭の決め脚勝負となった。
グレナディーンは、武豊Jから8発ものステッキを貰いゴールへと向った。
何とか内のトーホウシンバルをしのいでゴール。
1馬身と水は開いていなかった。
しかし、着差は少ないものの、引き上げてきた武豊Jからは『いいよ』とのひと言を貰った。
いわゆる実戦タイプと見ていいのだろうし、内容は十分あると解釈した。
次走は京都初日の、牝馬限定戦の特別戦(芝1400)へ予定されそうだ・・・。
日曜阪神1R
2歳未勝利・牝
芝1200m
勝ちタイム1.09.1
勝ち馬:ジョディーズライン(牝2、栗東・矢作厩舎)
1番人気のスイートエスケープは、ゲートを上に飛んで出る様な感じのスタートで後手を踏んだ。
上位人気馬が前に行けない流れで、大波乱となった朝一番のレース。
でも勝ったジョディーズラインは、鞍上の藤岡佑Jが『返し馬の雰囲気がとっても良くて、いいレースになるなと思っていた』と言うようにある程度の感触はあったようだ。
ゲートが開いた瞬間に、スイートエスケープは置かれ気味となった。
一番後ろであった。
好発をしたのがエトピリカ。ポンと出て先頭へ。
2番手にクリノキンバリー。
そして好位の5番手、内目にジョディーズラインだ。
その後ろにペガサスガール。
前の2頭は、そのまんま4コーナーを廻って直線に入って来た。
ジョディーズラインは、内々を楽々前に出て、4コーナー入り口では前に2頭しかいない絶好のポジション。
直線では、残り1ハロンでクリノキンバリーを交し、その後で前を抜いての完勝。
粘るエトピリカを交わし、伸びて2着に入ったのが、ジョディーズラインの直ぐ後ろを走っていたペガサスガール。
エトピリカが粘って3着。
4コーナーで、大外へ出して追い上げてきたスイートエスケープは、最速の34.0の末脚を発揮したが、届かずの4着であった。
4コーナー入り口で内ラチ沿いを進んだ3頭が1、2、3着と、いつもどおりの好走のコース取りである。
馬場がいいからこそ、経済コースを廻るほうが断然有利なのは当然か。
日曜阪神2R
2歳未勝利
芝1400m
勝ちタイム1.22.4
勝ち馬:ダイワバーバリアン(牡2、栗東・矢作厩舎)
波乱の1レースの後だったが、ここは順当に人気馬が力を発揮したレース。
1レースに引き続き、矢作厩舎が勝ち名乗りをあげた。
デビュー戦から人気を集めていたダイワバーバリアン。
3戦目で初勝利をあげたが、まだまだ余力残しで、上を目指せる馬だろう。
そのダイワバーバリアンは、ややアオられ気味なゲートの出で速くはなかった。
ただ、その後がスッと前に出て行けて、中団でレースを進められている。ここらがいい。
4、5頭が前に出た中をやや押しあげて、連闘のエンカレッジングが前に出て、先頭を切った。
2番手にリズミカルステップ。
その後ろにエーシンフレンド。
1馬身ずつと言った隊列で前を進んでいった。
ダイワバーバリアンは7番手の内ラチ沿い。やや行きたがっていたか。
4コーナー手前では、内ラチ沿いの前からもう3番手の絶好位であった。
直線残り1ハロンでは、バテだした前のリズミカルステップとエーシンフレンドの間が開き、スッと前に出て先頭に立った。
後は、鞍上のステッキに反応良く馬も応えての快勝であった。
ダイワバーバリアンの後ろにつけていた2番人気のバンダムクラウスだったが、直線でも、結局はダイワが抜けて行った後を通る形となった。
前には追いつけなかったが、いい伸びを見せて2着に入った。
3着にはバンダムと同じような位置につけていたベリーフが、外へ進路を取って追い上げてきた。
いい伸び脚を見せたが、クビ差届かず。
2、3着馬はすぐにでも未勝利戦を勝ち上がっていくだろうと思える内容だった。
流れもゆったりしたもので、最初が速かったが道中はゆったり、最後の2Fに決め脚が要求されるレース内容となっていたが、ここも道中は内々のコース利が大きく影響される結果となった。
日曜阪神3R
2歳新馬
ダ1800m
勝ちタイム1.58.0
勝ち馬:テーオーケンジャ(牡2、栗東・梅田智厩舎)
パドックから泣いている馬が多い新馬戦だったが、デビュー勝ちをしたのは3番手から競馬を進めたテーオーケンジャ。最後までステッキを使わないほどの余裕勝ち。時計でなく内容のいいレースぶりであった。
逃げたイカイカブラウンが造ったペースは、1.05.7とゆったりとしたもの。
しかし2番手コイスキャーレ、3番手テーオーケンジャも楽々追走で、3コーナー過ぎには外に並ばれるペースだった。
4コーナーは3頭が横並びで廻ったが、一番外のテーオーケンジャの手応えが抜群。
直線に入って先頭となったコイスキャーレが、追い出して少しふらついている横をまだ追ってない手応えだった。
残り1ハロンを過ぎたあたりで、鞍上の幸Jが手綱をしごき出したぐらい。
内で粘るコイスキャーレを、ジワジワと追い上げてきていたサンライヒットが交わして2番手。
同じような位置にいたマイネヴィントが、追い比べで負けてクビ差4着。
5着に1番人気のナリタシーズン。
ナリタシーズンは、3コーナーで一番早く鞍上の手応えが悪くなったもので、5馬身もの水を開けられていた。
タイム的に乾いた砂で新馬戦でもあり、前半がゆったりしていたものだけに、こんなものだろう。
でも勝ったテーオーケンジャは、1頭だけ違う競馬内容で、上でもダート戦なら楽しみな馬だろう。
日曜阪神4R
2歳新馬
芝1600m
勝ちタイム1.35.8
勝ち馬:トーセンファントム(牡2、栗東・松田国厩舎)
本場場入場してからの返し馬を観ていると、大方の人気馬は芝に上がるとなかなか大きなフットワークでの返し馬をしていた。
ある程度、人気馬での決着は想像されるキャンターであった。
2番人気のトーセンファントムがいいスタートを切ったが、すぐ内からブイコナンが出て先頭に立った。
その内からエーシンウェズンもダッシュ良く先頭に並びかけたが、そこで控えた。
外にビッグウィークで、その外にトーセンファントム。
3コーナーに向うあたりでは、内のエーシンウェズンは少し控える形で3番手の内ラチ沿いを進んでいた。
その外にトーセンファントムといった形だ。
前半3ハロンが36.4と、レースはユックリと流れた。
4コーナー手前の残り800メートルのあたりでは、先頭がブイコナンで半馬身差にビックウィーク。
その半馬身差の外に、もうトーセンファントムが並ぶ態勢だった。
内にエーシンウェズンが続いて、その後ろをサトノサクラが追走していた。
1番人気のステージプレゼンスは、まだ姿が見えなかった。
4コーナーを廻って直線に入ったところでは、外からトーセンファントムがもう先頭に立つ勢い。
最内で粘るブイコナンを交わして、逃げ込みを計った。
内から外へ馬体を出してきたエーシンウェズンが、トーセンの後ろの外へと進路を取った。
そして、ここらでやっと外目にステージプレゼンスの姿を確認できた。
中団の外目である。
残り1ハロンで、内のブイコナンを交したトーセンファントムが追い出した。すぐ後ろまで迫っていたエーシンウェズンも前を追った。
1馬身、馬体を並べる前に、もうゴールが迫っていた。
3着には、内目から少し外へ出してきたサトノサクラが追い上げて入った。
その後に、やっとエンジンのかかったステージプレゼンスがいい脚を見せての、内で粘るブイコナンを交わして4着であった。
1000通過が1.01.6と、かなりユッタリとした流れの3番手を楽に追走したトーセンファントムが、内々で脚を貯めていたエーシンウェズンの猛追をしのいでの勝利。
今回は内の経済コースよりも、先行馬有利な流れに乗じたトーセンファントムの勝利であった。
まだまだ余裕残しの馬体であったし、上積も十分。
2着エーシンウェズンも内容はなかなか。
すぐにでも勝ち上がれるだろう。
1番人気のステージプレゼンスは、スタートも一息だったし外々を廻らざるを得ない枠。
また、馬体もまだまだの感じであったから、これで大幅に変わってくる可能性は大。
その他でも見所ある脚を見せていた馬が多かったレースでもあった・・・。
2歳未勝利
ダ1200m
勝ちタイム1.13.0
勝ち馬:タマモコントラバス(牡2、栗東・池添厩舎)
16頭のフルゲート。
初日のダート新馬戦で人気したケイアイブリザードとナイトオブザオペラの二度目の対戦。
そんな図式だったが、勝ったのはやはり初日にダート未勝利戦で逃げて3着と、ダートで変身を見せたタマモコントラバス。
ゲートでよろける様に出たケイアイブリザード。
デビュー戦とは違って、今回は先手は取れなかった。
スッと出て行ったのが、牝馬としては立派ないい馬体のナイトオブザオペラ。
デビュー戦ではゲートをアオリ気味に出てしまったが、今日は違った。
でも、付かず離れず追走したのがタマモコントラバス。
その外へケイアイブリザードも上がってきた。
前半3Fは35.2。
内々の4番手を進んだのが、今日はダートへ路線を替えてきたカルテブランシェ。
4コーナーで、前の3頭からケイアイブリサードが脱落してしまった。
ナイトオブザオペラとタマモコントラパスの2頭が、並びながらゴールを目指した。
内から外へ出して追い上げてきたカルテブランシェが、残り1F過ぎぐらいには少し前に接近しかかったが、そこから逆に離されてしまった。
前の2頭の決着となった。
粘るナイトオブザオペラが有利かと思われたが、ゴール板が近づくにつれて外タマモコントラバスが前に出て、1馬身近く開けてのゴールとなった。
3着は、8馬身も水を開けられてカルテブランシェ。
4着には、後方で砂を被って嫌がっていた①のスウィープインが、直線で内目から脚を伸ばして入った。
勝ったタマモコントラパスは、前走も厳しい流れを粘ったようにいい先行力がある。
今日も渋太さを発揮した。
2着ナイトオブザオペラは、勝利は時間の問題。
ケイアイブリザードはどうしたのだろう。
4コーナーから伸びを欠き、2秒以上離れた7着に終わった。
土曜阪神2R
2歳未勝利
芝1600m
勝ちタイム1.34.7
勝ち馬:ビービースカット(牡2、栗東・領家厩舎)
終ってみていつも言う事だが、芝の2歳戦では特にそうだが、内々を通った馬の決着。
いかに外を廻るのが不利なのか良く判る。
5着までの馬が大半ラチ沿いを走っていた。
勝ったビービースカットだが、内ラチから2頭目の位置におり、当然、4コーナーからも内を伸びた馬が上位だった。
1番人気のフォースフルバイオは、前回は内々を通っての競馬で直線は弾けた。
今日は、結局は内ラチを見ないままで外を廻る流れで、直線も外から伸びても前走ほどの伸びは見せなかった。
逃げたマイネホコモモラが、3コーナー過ぎあたりでは後続をちょっと離し気味となった。
でも1000通過が1.00.0ジャストだから、そんなに速くはないものだ。
その内ラチ沿いの2番手がコウエイロブロイ。
ビービースカットはその外目に位置していた。
外枠の馬が外から追い上げてきた4コーナーだったが、コーナーリングで内側が断然有利。
直線では、逃げるマイネホコモモラがそのまま押し切るかと思える程のセーフティリードだったが、その内から外へ出したビービースカットが急追。
最後は内へもたれて追えてないような格好ながら、頭差ぐらい出たのが見えた。
3着には、直線でやっと外から伸びてきたフォースフルバイオが、ちょっと離れてゴール。
ホクトスズランは伸びあぐねて6着だった。
走破時計が1.34.7と優秀。
それもそんなに速い流れでないものでだ。
上がり3Fだけが早い流れ。
最後の3ハロンが11.4-11.4-11.9である。
だから馬場コンディションはかなり良く、時計はあまり鵜呑みには出来ない。
ジョッキーに取材する場合に、枠順ももちろんあろうが、道中で内々を通るかを否かを聞いた方が先決だと思うような結果であった。
土曜阪神4R
2歳新馬・牝
芝1200m
勝ちタイム1.09.5
勝ち馬:グレナディーン(牝2、栗東・橋口厩舎)
圧倒的1番人気のグレナディーンが、直線で馬の中からこじ開けるように出てきて脚を伸ばしての渋い勝ち方だった。
逃げ切り劇でなく、逆に先々に繋がる内容とも言えようか・・・。
そのグレナディーン。
馬場入場して返し馬でゴール板を過ぎていくあたりを見ていると、前脚の出し方が硬く感じられた。
『大丈夫なの?』と思えるような感じ。
でも終ってみれば素人の危惧だった。
引き上げてきた馬上の武豊Jに聞いてみたら、『物見をしていてブレーキをかけている格好』だったそうだ。
観るのと実際の違いを実感させられた。
好発馬をしたのがナムラタイフーン。
しかしその後外へ逃げ気味だったのか、グレナディーンが前に出たが、その横からやっぱり先手をと、ナムラタイフーンが出てきた。
2番手グレナディーン、外からテイエムミューズ。
そして、ダッシュがついて追い上げてきたショウナンナックルが前に出て行った。
3コーナーのカーブでは、グレナディーンがちょっと外へと行きたがりそうな曲がり方だったが大丈夫。事なきを得た。
グレナディーンの後ろの内ラチ沿いを、2番人気のトーホウシンバルが進んでいた。
前はナムラタイフーンに、追い上げてきていたショウナンナックルが追走して行った。
4コーナーを廻って、前2頭が並んだ。
直線では、残り1ハロン過ぎあたりで、内から外へ出てきたグレナディーンが、すぐ横に来ていたヤマカツセイレーンとの間をこじ開けるように出て行った。
そして、そこからステッキを入れて追い出した。
内では、ラチ沿いから開いた隙間から前に出たきたトーホウシンバルの伸びも良かった。
結局は、人気馬2頭の決め脚勝負となった。
グレナディーンは、武豊Jから8発ものステッキを貰いゴールへと向った。
何とか内のトーホウシンバルをしのいでゴール。
1馬身と水は開いていなかった。
しかし、着差は少ないものの、引き上げてきた武豊Jからは『いいよ』とのひと言を貰った。
いわゆる実戦タイプと見ていいのだろうし、内容は十分あると解釈した。
次走は京都初日の、牝馬限定戦の特別戦(芝1400)へ予定されそうだ・・・。
日曜阪神1R
2歳未勝利・牝
芝1200m
勝ちタイム1.09.1
勝ち馬:ジョディーズライン(牝2、栗東・矢作厩舎)
1番人気のスイートエスケープは、ゲートを上に飛んで出る様な感じのスタートで後手を踏んだ。
上位人気馬が前に行けない流れで、大波乱となった朝一番のレース。
でも勝ったジョディーズラインは、鞍上の藤岡佑Jが『返し馬の雰囲気がとっても良くて、いいレースになるなと思っていた』と言うようにある程度の感触はあったようだ。
ゲートが開いた瞬間に、スイートエスケープは置かれ気味となった。
一番後ろであった。
好発をしたのがエトピリカ。ポンと出て先頭へ。
2番手にクリノキンバリー。
そして好位の5番手、内目にジョディーズラインだ。
その後ろにペガサスガール。
前の2頭は、そのまんま4コーナーを廻って直線に入って来た。
ジョディーズラインは、内々を楽々前に出て、4コーナー入り口では前に2頭しかいない絶好のポジション。
直線では、残り1ハロンでクリノキンバリーを交し、その後で前を抜いての完勝。
粘るエトピリカを交わし、伸びて2着に入ったのが、ジョディーズラインの直ぐ後ろを走っていたペガサスガール。
エトピリカが粘って3着。
4コーナーで、大外へ出して追い上げてきたスイートエスケープは、最速の34.0の末脚を発揮したが、届かずの4着であった。
4コーナー入り口で内ラチ沿いを進んだ3頭が1、2、3着と、いつもどおりの好走のコース取りである。
馬場がいいからこそ、経済コースを廻るほうが断然有利なのは当然か。
日曜阪神2R
2歳未勝利
芝1400m
勝ちタイム1.22.4
勝ち馬:ダイワバーバリアン(牡2、栗東・矢作厩舎)
波乱の1レースの後だったが、ここは順当に人気馬が力を発揮したレース。
1レースに引き続き、矢作厩舎が勝ち名乗りをあげた。
デビュー戦から人気を集めていたダイワバーバリアン。
3戦目で初勝利をあげたが、まだまだ余力残しで、上を目指せる馬だろう。
そのダイワバーバリアンは、ややアオられ気味なゲートの出で速くはなかった。
ただ、その後がスッと前に出て行けて、中団でレースを進められている。ここらがいい。
4、5頭が前に出た中をやや押しあげて、連闘のエンカレッジングが前に出て、先頭を切った。
2番手にリズミカルステップ。
その後ろにエーシンフレンド。
1馬身ずつと言った隊列で前を進んでいった。
ダイワバーバリアンは7番手の内ラチ沿い。やや行きたがっていたか。
4コーナー手前では、内ラチ沿いの前からもう3番手の絶好位であった。
直線残り1ハロンでは、バテだした前のリズミカルステップとエーシンフレンドの間が開き、スッと前に出て先頭に立った。
後は、鞍上のステッキに反応良く馬も応えての快勝であった。
ダイワバーバリアンの後ろにつけていた2番人気のバンダムクラウスだったが、直線でも、結局はダイワが抜けて行った後を通る形となった。
前には追いつけなかったが、いい伸びを見せて2着に入った。
3着にはバンダムと同じような位置につけていたベリーフが、外へ進路を取って追い上げてきた。
いい伸び脚を見せたが、クビ差届かず。
2、3着馬はすぐにでも未勝利戦を勝ち上がっていくだろうと思える内容だった。
流れもゆったりしたもので、最初が速かったが道中はゆったり、最後の2Fに決め脚が要求されるレース内容となっていたが、ここも道中は内々のコース利が大きく影響される結果となった。
日曜阪神3R
2歳新馬
ダ1800m
勝ちタイム1.58.0
勝ち馬:テーオーケンジャ(牡2、栗東・梅田智厩舎)
パドックから泣いている馬が多い新馬戦だったが、デビュー勝ちをしたのは3番手から競馬を進めたテーオーケンジャ。最後までステッキを使わないほどの余裕勝ち。時計でなく内容のいいレースぶりであった。
逃げたイカイカブラウンが造ったペースは、1.05.7とゆったりとしたもの。
しかし2番手コイスキャーレ、3番手テーオーケンジャも楽々追走で、3コーナー過ぎには外に並ばれるペースだった。
4コーナーは3頭が横並びで廻ったが、一番外のテーオーケンジャの手応えが抜群。
直線に入って先頭となったコイスキャーレが、追い出して少しふらついている横をまだ追ってない手応えだった。
残り1ハロンを過ぎたあたりで、鞍上の幸Jが手綱をしごき出したぐらい。
内で粘るコイスキャーレを、ジワジワと追い上げてきていたサンライヒットが交わして2番手。
同じような位置にいたマイネヴィントが、追い比べで負けてクビ差4着。
5着に1番人気のナリタシーズン。
ナリタシーズンは、3コーナーで一番早く鞍上の手応えが悪くなったもので、5馬身もの水を開けられていた。
タイム的に乾いた砂で新馬戦でもあり、前半がゆったりしていたものだけに、こんなものだろう。
でも勝ったテーオーケンジャは、1頭だけ違う競馬内容で、上でもダート戦なら楽しみな馬だろう。
日曜阪神4R
2歳新馬
芝1600m
勝ちタイム1.35.8
勝ち馬:トーセンファントム(牡2、栗東・松田国厩舎)
本場場入場してからの返し馬を観ていると、大方の人気馬は芝に上がるとなかなか大きなフットワークでの返し馬をしていた。
ある程度、人気馬での決着は想像されるキャンターであった。
2番人気のトーセンファントムがいいスタートを切ったが、すぐ内からブイコナンが出て先頭に立った。
その内からエーシンウェズンもダッシュ良く先頭に並びかけたが、そこで控えた。
外にビッグウィークで、その外にトーセンファントム。
3コーナーに向うあたりでは、内のエーシンウェズンは少し控える形で3番手の内ラチ沿いを進んでいた。
その外にトーセンファントムといった形だ。
前半3ハロンが36.4と、レースはユックリと流れた。
4コーナー手前の残り800メートルのあたりでは、先頭がブイコナンで半馬身差にビックウィーク。
その半馬身差の外に、もうトーセンファントムが並ぶ態勢だった。
内にエーシンウェズンが続いて、その後ろをサトノサクラが追走していた。
1番人気のステージプレゼンスは、まだ姿が見えなかった。
4コーナーを廻って直線に入ったところでは、外からトーセンファントムがもう先頭に立つ勢い。
最内で粘るブイコナンを交わして、逃げ込みを計った。
内から外へ馬体を出してきたエーシンウェズンが、トーセンの後ろの外へと進路を取った。
そして、ここらでやっと外目にステージプレゼンスの姿を確認できた。
中団の外目である。
残り1ハロンで、内のブイコナンを交したトーセンファントムが追い出した。すぐ後ろまで迫っていたエーシンウェズンも前を追った。
1馬身、馬体を並べる前に、もうゴールが迫っていた。
3着には、内目から少し外へ出してきたサトノサクラが追い上げて入った。
その後に、やっとエンジンのかかったステージプレゼンスがいい脚を見せての、内で粘るブイコナンを交わして4着であった。
1000通過が1.01.6と、かなりユッタリとした流れの3番手を楽に追走したトーセンファントムが、内々で脚を貯めていたエーシンウェズンの猛追をしのいでの勝利。
今回は内の経済コースよりも、先行馬有利な流れに乗じたトーセンファントムの勝利であった。
まだまだ余裕残しの馬体であったし、上積も十分。
2着エーシンウェズンも内容はなかなか。
すぐにでも勝ち上がれるだろう。
1番人気のステージプレゼンスは、スタートも一息だったし外々を廻らざるを得ない枠。
また、馬体もまだまだの感じであったから、これで大幅に変わってくる可能性は大。
その他でも見所ある脚を見せていた馬が多かったレースでもあった・・・。
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