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奥平雅士調教師共同インタビュー
2009/10/1(木)
スプリンターズステークスに出走予定のアルティマトゥーレを管理する奥平雅士調教師の共同インタビューに潜入しました。
前走は完勝でしたね。
「2着との差は2馬身半くらいありましたから、思った以上でした。展開も前に行った馬に向きましたからね。
とにかく重賞を勝ちたかったので、まずタイトルをひとつ取らせてあげた事は非常に嬉しかったです。
次のステップに進めるな、と感じました」
前走からここまでで馬体に変化は?
「毎日見ていますけど、ちょっと張りが戻ったというか、馬体がピカピカ輝きだしたというか。
前から上品な顔をしているし、綺麗な馬だと思っていましたけど。
まあ重賞ウィナーになって、そういう目で見てしまうのかもしれないですけど(笑)」
追い切りの指示は?
「ここ何戦かレースの当該週は、道中を66、67秒で気分良く来て、あとは終いの調教をして来ましたので、ほぼ同じような指示を出しました」
動きそのものは?
「息も問題なかったですし、稽古で乗ったジョッキーも『体もよく使っているし良かった』と言っていました」
調教はイメージ通りで?
「ええ、中2週でしたから、調整的には楽でした。
ただ、ちょっと体質が弱いところがあり、回復がカギになっていましたので、少しでも疲れを取ってあげる事だけを考えていました」
G1という事で何か特別な施しも?
「いや、全くしていないです。前走も1000万特別や準オープンを勝った時と同じような気持ちの仕上げです。
とにかくやり過ぎて、あの子の足を引っ張るような事だけはしたくなかったので。G1だからといって構えず、普段通りを心がけました」
精神面で成長は感じましたか?
「オンオフの切り替えは上手いんですけど、かなり激しいところも持っている馬です。
その辺は我々の方が『こうしたら機嫌が悪くなる』というのが分かって来ているので、
なるべく機嫌を悪くさせないように、怒らせないように扱うようにしています。彼女自身の性格はそんなに変わっていないです」
素晴らしい血統ですが、良血らしさをどういうところで感じますか?
「やはり歩きもそうですが、雰囲気が非常に良いと思います。持って生まれたものなんでしょうね。
厩舎に入って来た時から全く他と違いました。森厩舎から転厩してきた時はまだ500万クラスでしたからね。
オープン馬が入って来て『凄いな』と思ったわけではないですから。
最初からそういう雰囲気を醸し出していました」
現時点での課題は?
「前走で大分不安は解消されましたけど、スピードに直結する気性の激しさも持っていますから、
これが悪い方に行ってしまうと全部台無しになってしまう恐れがあると思ってやってきています。
当日も大観衆などいろいろな要素がありますけど、まずは落ち着いてゲートイン出来て、
ポンと出られればと思っているので、ゲートインするまで我々の緊張した仕事は続くな、という感じだと思っています。
その辺を上手くコントロールしてあげられないと弱点に繋がるのかな、と我々は思って調整しています」
この馬の最も良いところはどこになりますか?
「やっぱり類稀なスピードと言いますか、ポンとゲートが開いて、それから前に取り付く脚が500万の時からちょっと違う脚だなと思っていました。
クラスが上がってくるとどんどんそういう脚がしんどくなって来ると思うんですけども、結局重賞でも前の方に付けられましたからね」
理想的なレース運びは?
「ゲートをポンと出たら、ある程度前のポジションを取りに行くのが、この馬の持ち味を出せるんじゃないかな、と思います」
初めての中山コースになりますが?
「初めてですけれども、右回りも経験しましたし、坂のあるコースも経験して、いずれも勝利を収めていますからね。全く不安なしというところですね」
松岡騎手も自信を持っているようですが?
「彼は強気なジョッキーですからね(笑)。それが売りでもあるわけですから。
ジョッキーが不安で乗るよりは、我々としては自信満々で乗ってくれた方が良いです。また彼はそれで結果も出していますからね」
G1の舞台に向けて抱負をお願いします。
「あまり人間が硬くなったりしないように、彼女の足を引っ張らないようにして、
まず無事に参加させて、結果がついてくれば本当に最高だと思います。
滅多にないチャンスが迫っている事は実感していますけども、本当に年明けの時は500万クラスにいて、
G1を取るぞなんて言えないような状態でしたから。だからまず、この舞台に立てる事が一番感謝したい事です。
彼女にも感謝したいし、こうやって恵まれた事にも感謝したいので、
あとは浮き足立たないように、あまり欲張り過ぎちゃいけないなと思っています。
そういう風に接していれば、良い運が運ばれてくると思います」
奥平 雅士
(おくひらまさし)
1972年6月22日生まれ
[免許交付年] 2004年
[厩舎開業年] 2005年
[所属] 美浦
[今年度成績] 208戦19勝(うち障害1戦0勝)
[生涯成績] 1127戦97勝(うち障害18戦1勝)
アルティマトゥーレ
(牝5、美浦・奥平雅厩舎)
父:フジキセキ
母:エアトゥーレ
母父:トニービン
祖母:スキーパラダイス
通算成績:10戦6勝
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