【小倉記念】更に進化!ラストインパクト11秒7「大人びてくる」

6日、小倉記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ラストインパクト(牡4、栗東・松田博厩舎)は助手が騎乗して、CWコースでの併せ馬。500万下のサダムダイジョウブと併せて、時計は6F85.5-69.5-53.7-38.7-11.7秒と終い重点の内容だったが、5Fにわたって併せる形でしっかりと負荷をかけられた。

「放牧に出すごとに大人びてくるな。ああ、コントロールが利くようになってきたし、今週も予定通りの追い切りができたわ」と追い切りを見守った松田博資調教師はご満悦。前走の天皇賞では9着に敗れるも、更なる成長を感じ取っていた。

昨夏は小倉での勝ち星を足掛かりに菊花賞参戦を果たし、今年の小倉大賞典で重賞初制覇と、当地とは所縁のある舞台。その重賞勝ちは後方追走から、向こう正面でマクって押し切る大味な競馬になるも、「小倉大賞典は早めに動く形になったが、普通に好位で競馬ができる馬だよ」と師は語る。先行押し切りがこの馬のパターンでもあるだけに、開幕2週目の小倉はプラスと出そう。正攻法の競馬で、飛躍の秋へ向けて、弾みをつけたいはずだ。