【セントウルS】エーシントップ 真価が問われる秋初戦!

10日、セントウルS(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。エーシントップ(牡4、栗東・西園厩舎)は開門直後の坂路を登坂。先行した僚馬を追いかけて徐々にピッチをあげていくと、3F目は11秒台をマークし、4F51.4-37.6-24.5-12.6秒の時計を叩き出した。最終的には2馬身ほど先着でフィニッシュ。

追い切りに跨った武幸四郎騎手は「2週前に追い切りに乗りましたが、あの時とは行きっぷりが違ってましたね。ええ、順調に仕上がってきたと思います」とニッコリ。その2週前の追い切りは、同じく坂路で52秒9の時計だったが、質実ともに態勢が整っていることを口にした。

初の1200m戦となった高松宮記念ではテン乗りの武幸騎手に導かれ、ハナを切って積極的な競馬を展開。直線では不良馬場で各馬が進路を外に選択する中、ただ一頭インを突いてみせると、15番人気ながら4着に食い込んでみせた。

「器用に立ち回ることができるし、別にハナに行かなくても良い。枠順を見ながら考えて乗りますよ」と鞍上は柔軟な姿勢をみせるが、その前走の一戦で自在性を感じ取った様子だ。

前走の奮闘ぶりは距離適性を証明するものだったのか、それとも馬場適性がモノをいったのか……。スプリンターズSへ向けても試金石の一戦へ向けて、メドがつく走りをみせたい。