【スプリンターズS】ストレイトガール 藤原英昭調教師一問一答

10月5日(日)に行われるスプリンターズS(G1)の共同記者会見が、栗東トレセンにて行われた。

ストレイトガール(牝5、栗東・藤原英厩舎)を管理する藤原英昭調教師の一問一答は以下の通り。

●運に見放された春の雪辱へ

-:今日はCWコースでの追い切りになりました。内容を教えて頂けますか?

藤原英昭調教師:先週、先々週と坂路でやって、先週は岩田ジョッキーを乗せて実質的な本追い切りのような感じでしっかりと負荷を掛けました。いつものパターンですが、今日は気合も入って、できているので、サッと流す感じです。それでも最後はしっかり走らすイメージで調教しました。

-:馬体がピカピカですね。

藤:充実してきて、完成の域にきていると思います。

-:この馬は、2歳で1勝、3歳で1勝。そこから急成長しました。

藤:素質は感じてましたが、ちょっと体質が弱かったんです。長い間、成長させて、どんな結果が出るかなというところで、成長を促すために半年以上休ませていました。

-:春のG1、高松宮記念では1番人気の支持も受けました。

藤:ファンの皆さんには残念な思いをさせました。超不良馬場で、競馬前から我々もテンションが下がりました。それくらいの極悪馬場だったので、可哀想なことをしたなとは思います。

-:その後は東京で、マイルのG1でも3着に入り、力のあるところを改めて見せました。

藤:牝馬同士なので、一回やってみようとなりました。マイルにも対応できる調教をしていました。あそこでも直線で抜け出せなく、残念な思いをしました。

-:前走は完全に包まれてしまい、残念な思いをしましたね。

藤:完全に内で出られない状態でした。あの密集したところでは、岩田ジョッキーも無理して開けることができなかったので、ちょっと運に見放されている気はします。

●万全の態勢で臨める

-:今回は期するものがあるのではないですか?

藤:今回は良い勝負できるというところで、ジョッキーも何も言わずとも分かっていると思います。その代わり、こちらはストレイトガールを目一杯仕上げてやってきました。

-:表情からも、自信が満ち溢れている感じがします。

藤:ここまで常に高いレベルできている馬自体に、凄く成長を感じます。馬に感謝して、その感謝の気持ちをなんとか結果に繋げたいです。

-:左回りは何度か経験していますが、新潟は初めてになります。

藤:輸送も何回もクリアしていますし、新潟は行きやすいところです。馬場の荒れているところがどうかというのはありますが……。

-:荒れた馬場の上に、台風が近づいているという話があります。

藤:台風がきたら、全てにおいて運がないということですよね。そこは諦めます。運を求めるのであれば、台風が逸れて、こちらに(運が)回ってくることを信じてやっています。

-:枠はどのあたりがいいですか?

藤:枠は真ん中が一番良いでしょうね。今回は馬場が荒れていますし、左右が見えますから、良い枠を引きたいです。

-:ここまで振り向いてくれなかった勝利の女神が、最後にはこちらにという思いがあると思います。

藤:馬が振り向くまで、なんとか馬が無事でというところできました。まず馬が無事でないと、その女神も振り向いてくれませんから。そういう意味では、万全の態勢で行けると思っています。

-:最後に、ファンの皆様に一言お願いします。

藤:ここ3戦は不利があったり、恵まれないところがありましたが、今回はその鬱憤を晴らしたいと、スタッフもジョッキーも頑張っていますので、応援よろしくお願いします。