【スプリンターズS】グランプリボス「折り合えば弾ける」

1日、スプリンターズS(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。グランプリボス(牡6、栗東・矢作厩舎)
は美浦から駆けつけた三浦皇成騎手が騎乗して坂路で併せ馬。序盤から積極的に飛ばして4F51.3-37.8-25.2-12.6秒の時計をマーク。一杯に追われる僚馬(3歳500万)を追いかける形から、最後は2馬身突き放してみせた。

「2週前に乗った時も、安田記念時よりトモの張りが違ってるのは感じていましたが、今週も良かったですね。“時計を出して”の指示でやりましたが、抜け出してフワッとしたけど、最後までしっかりと走れていました」と三浦皇成騎手は好感触を口にした。

実に7ヶ月ぶりの競馬となった安田記念では16番人気ながら2着と激走。ジャスタウェイ相手にハナ差のところまで食い下がってみせた。

昨年は内枠に包まれて7着という結果も、2着のハクサンムーンからは0秒2差。「賢い馬だし、この馬のリズムに重点を置いて乗りたい。折り合えば弾けると思いますから」と鞍上も期待は十分。マイルG1・2勝の実績馬が、スプリント界でも王座を狙う。