【スプリンターズS】コパノリチャード「自分で大きいタイトルを」

境編集長がアイツの分も大立ち回り！マイルチャンピオンシップの金脈馬３選は新星台頭？道悪でもう一押し？

提供：ドンズバＴV
1日、スプリンターズS(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。スプリントG1春秋連覇を狙うコパノリチャード(牡4、栗東・宮厩舎)は坂路で助手を背に単走で追われ、4F52.4－38.5－25.2－12.9秒をマーク。やや終いは要したが、鞍上のゲキに応える渋太い走りを披露した。

「ミルコ(M.デムーロ騎手)が素晴らしい騎乗で、コパノリチャードをG1馬にしてくれました。自分で大きなタイトルをという気持ちはあります」と闘志を燃やすのは浜中俊騎手。自身の手綱で重賞タイトルを2つ手にしているものの、まだG1のビッグタイトルは手にしていない。

不利といわれる休み明けも、持っているスピード、能力はメンバー最上位。G1ホースのプライドと底力で他馬をねじ伏せる構えだ。


10月5日(日)に行われるスプリンターズS(G1)の共同記者会見が、栗東トレセンにて行われた。

コパノリチャードに騎乗予定の浜中俊騎手の一問一答は以下の通り。

●ハナを切ろうとか、そういうこだわりは一切ない

－：浜中俊ジョッキーにお話を伺います。少し前になりますが、京王杯では直線で苦しいところもありました。このレースを振り返って頂けますか？

浜中俊騎手：レースも速いペースで行っていましたし、東京コースもこの馬には合わなかったかもしれないです。敗因としては、はっきりとあるなと思います。

－：いつもレースを見て思いますが、ゲートは抜群に良いですよね。

浜：いつも前の方で競馬をするのですから、ゲートは速いですよね。

－：それからしばらく間が空いてということになりますが、先週は坂路での追い切りに跨られていました。その時はどういう風に感じられましたか？

浜：休み明けですので、一週前追い切りでハードに追い切りました。併せた相手には遅れてしまいましたが、相手も動いていましたし、時計も速い時計で走ってくれたので、それを機に良くなるんじゃないのかなという調教でした。

－：京王杯からの比較で、何か変化は感じますか？

浜：もともと、競馬に対して気性が前向きな馬なので、気持ちの面では京王杯と変わらないと思います。ただ、休み明けだったので、一週前追い切りでは最後がアップアップになりました。そこから本当に良くなるんじゃないかと思います。

－：「このひと追いで変われば」というコメントを先週は出されていました。今週は単走ということで、浜中ジョッキーは乗られてないですよね。宮調教師から調教の雰囲気などのお話は伺いましたか？

浜：追い切り後に、宮調教師から「先週よりも良くなって、良い感じで仕上がった」という話は聞きました。

－：そんな中、今回迎えるスプリンターズSは12年振りに新潟での開催になります。浜中ジョッキーが新潟に行くこと自体、珍しいことですよね。1年振りと聞いています。

浜：そうなんですか。あんまり行く機会はないかもしれません。

－：新潟競馬場にはどんな印象がありますか？

浜：そんなに難しくは考えていませんが、今開催が長いので、当日の芝コースのコンディションを見て、どこを通るコースが一番良いのかという判断だけはしっかり準備して、レースに臨みたいです。

－：コパノリチャードも新潟に行くのは今回が初めてです。新潟のコース形態はコパノリチャードに合いそうですか？

浜：中京でG1を勝っていますし、左回りは問題ないと思います。形態的には、中京競馬場と大きな違いはないと思うので、全く心配していません。

－：今回は春の王者として参戦することになります。その時、浜中ジョッキーはドバイに行っていました。

浜：ミルコ(M.デムーロ騎手)が素晴らしい騎乗で、コパノリチャードをG1馬にしてくれました。まだ自分に騎乗依頼を頂いて、感謝しています。自分で大きなタイトルをという気持ちはあります。

－：改めて、コパノリチャードのどういうところに強さを感じますか？

浜：非常にスピード能力が高いですし、最後までバテない持久力もありますので、そういう武器を生かして競馬をしたいです。

－：今回は相手関係を見てみても、逃げ先行で有名な一頭がいます。このあたりの相手関係はどうお感じですか？

浜：素晴らしいメンバーが揃っていますが、その中でもコパノリチャードはG1を勝って、みんなからマークされる側です。レース展開としては、特にハナを切ろうとか、そういうこだわりは一切ないです。ゲートを出て、馬のリズム良く走らせてあげたいです。

－：スプリンターズSでは、コパノリチャードのファンも多いと思います。G1へ向けての意気込みを改めてお願いします。

浜：春は本当に素晴らしいレースで、この馬の力を証明しています。これからの短距離界を背負って行って欲しいという気持ちもありますし、新潟で行われるG1ですから、新潟のファンの皆様にも楽しんで頂ける良いレースをしたいです。