トピックスTopics
【4回京都】クローディオ…小平奈由木の注目新馬レポート
2014/10/15(水)
クローディオ(牡2、栗東・石坂厩舎)
父:ハービンジャー
母:シーザリオ
母父:スペシャルウィーク
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを11馬身もの大差を付けてレコード勝ちしたハービンジャーのファーストクロップ。重厚なヨーロッパ血脈ながら、すでに10頭が勝ち上がっている。優秀な繁殖を集めているだけに、続々とクラシック候補が誕生しそうな予感がする。
母シーザリオ(その父インティカーブ)はJRA賞最優秀3歳牝馬、同最優秀父内国産馬に輝いた名牝。オークスを制したうえ、続くアメリカンオークスも快勝し、世界にその名を轟かせた。祖母がG3・ラトガーズBCHなど英米5勝のキロフプリミエール。同馬の半兄に菊花賞など現5勝のエピファネイアがいる。キャロットクラブでの募集総額は1億2000万円だった。
ノーザンファーム早来での基礎固めを経て、6月6日、NFしがらきへ。現地でも順調に15-15を消化した後、8月27日に栗東入りした。9月11日、ゲート試験に合格。坂路で丹念にタイムをマークしてきた。
このファミリーを知り尽くした福永祐一騎手を背に、10月19日(日)、京都の芝1800mに向かう。まだラストの反応に物足りなさが残るものの、先週の追い切りで感触を確かめた福永騎手は「エピファネイアのデビュー前もこんな感じ。走法が似ているし、このひと追いで変わると思う」と話している。初戦から目が離せない。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/7/13(日) 【七夕賞】アタマ差の大接戦!柴田大知騎手&コスモフリーゲンが重賞制覇!
- 2025/7/13(日) 【七夕賞】過去のデータが証明!驚異的な好走率を誇る「黄金枠」が今年も炸裂するか?
- 2025/7/11(金) 競馬場で観戦される皆様に今一度お願いがあります。【高田潤コラム】
- 2025/7/11(金) 七夕賞は久しぶりのドゥラドーレスとのコンビ!リベンジへ【戸崎圭太コラム】
- 2025/7/12(土) 【七夕賞】直近5年で4回連対!みちのく福島で驚異の好走率を誇る「ハワイの大王」
- 2025/7/12(土) 【七夕賞】驚異の馬券率6割!夏場の難解ハンデ重賞で無類の安定感を誇る軸馬候補
- 2025/7/11(金) 【七夕賞】難解ハンデ重賞の最適解!ファンの願いを叶える「彦星馬」
- 2025/7/11(金) 笑劇の姉妹対談最終回!そして人生初の始球式へ!出るか150km!?【永島まなみ騎手コラム】