タガノ6枠12番 一発を狙う松田博厩舎の切れ者3頭

10月19日(日)に行われる秋華賞(G1)の枠順が確定。1枠2番に入ったレーヴデトワールのほか、ローズS2着で出走権を得たタガノエトワール(牝3、栗東・松田博厩舎)は6枠12番、ローズS9着からの巻き返しを狙うサングレアルは7枠14番、抽選を潜り抜けて最後の切符を掴んだセウアズールは8枠18番からスタートする。

キャリアはわずか4戦。9月6日の初勝利からわずか1カ月半でG1の舞台へ。まさに彗星の如く現れた上がり馬タガノエトワール。数多くの名馬を送り出し、このレースに管理馬を4頭出走させる松田博資調教師も「ローズSは内めをさばいてきたし、もう少し内が良かったな。ま、大外ってわけでもない。力はあると期待していた馬だし、前走の2着はフロックじゃないぞ」と一発を匂わせる。

オークストライアルのフローラSでは1勝馬の身で他馬を切って捨てたサングレアルは「前で競馬をする馬でもないからな。そ、出たなりでじっとして末脚を生かせばいいだけのこと。体も減っていなければ大丈夫」と自然体で挑む構え。姉のブエナビスタは09年に降着(2位入線→3着)。その無念を晴らすことができるか。

大外枠からスタートするセウアズールは「内やと一度下げる形になるし、大外枠も、むしろいいんじゃないか。トモの張りが良くなったし、使った上積みもある」とこの枠順も好材料と捉えている。

12番人気のブゼンキャンドルでこのレースを制し、名牝ブエナビスタでは降着(2位入線→3着)も経験。酸いも甘いも知る名将の手腕に注目だ。