【府中牝馬S】母の雪辱果たしディアデラマドレが重賞2勝目

10月18日(土)、4回東京4日目11Rで第62回 府中牝馬S(G2)(芝1800m)が行なわれ、藤岡康太騎手騎乗の4番人気・ディアデラマドレ(牝4、栗東・角居厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:45.7(良)。

2着には半馬身差で1番人気・スマートレイアー(牝4、栗東・大久龍厩舎)、3着には3/4馬身差で2番人気・ホエールキャプチャ(牝6、美浦・田中清厩舎)が続いて入線した。

オツウがハナを切り、ホエールキャプチャ、マコトブリジャールなどが追走。人気のスマートレイアーは今回も最後方からの競馬。道中ではオツウが後続に2馬身差をつけて積極的に単騎で逃げる。馬群は縦長の展開に。馬群が固まって直線を向くと、オツウの脚色が鈍る。追い込み勢が殺到する中、後方2番手で待機していたディアデラマドレが抜け出し、大外から脚を伸ばしたスマートレイアーを抑えての差し切り勝ち。

勝ったディアデラマドレは母に重賞3勝のディアデラノビアを持つ血統。06年に母が1番人気に推されるも3着と敗れたレースで、娘が雪辱を果たす結果となった。3歳時には体質面の弱さから思うような結果を出せなかったが、素質馬がいよいよ本格化。これで重賞2勝目となり、秋の大舞台に向けて弾みをつけた。

馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「母の日(西)」。

この勝利で騎乗していた藤岡康太騎手は今年の重賞3勝目。角居勝彦調教師は先週の毎日王冠に続いて、2週連続重賞勝利となった。

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ディアデラマドレ
(牝4、栗東・角居厩舎)
父:キングカメハメハ
母:ディアデラノビア
母父:サンデーサイレンス
通算成績:11戦5勝
重賞勝利:
14年府中牝馬S(G2)
14年マーメイドS(G3)

ディアデラマドレ

ディアデラマドレ


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