ヴァーミリアン産駒の伏兵マラケシュが逃げ切る…東京新馬

10月25日(土)、4回東京6日目4Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の10番人気・マラケシュ(牝2、美浦・佐藤厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:35.6(良)。

2着にはクビ差で7番人気・トキワ(牝2、栗東・矢作厩舎)、3着にはハナ差で11番人気・ディスコルディア(牝2、美浦・手塚厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたフロレットアレー(牝2、美浦・小島茂厩舎)は9着に敗れた。

マラケシュが馬群から抜け出し、2馬身ほど後方にトリノレージョ、ヒューガライゼン。3番手集団にトキワ、マインドシフトらが続く。3F過ぎにはマラケシュが後続を引き離して独走態勢に。
直線を向いても、リードを保ちながらの逃げになったが、ゴール前で後続が強襲。しかし、マラケシュが一杯になりながらも逃げ切りを決めた。

勝ったマラケシュは昨年の北海道オータムセールにおいて、210万円で落札されていた。父は新種牡馬ヴァーミリアンで、5頭目の勝ち上がり。芝では2勝目となっている。
馬主は片山博志氏、生産者は新冠町の村上牧場。馬名の意味由来は「モロッコの都市名」。

1着 マラケシュ(横山典騎手)
「馬の気持ちに合わせ、早めに離すかたちになった。よく粘ってくれたよ」

(佐藤吉勝調教師)
「調教でも前向きに動いていました。仕上がりは良かったですよ。一生懸命に走ってくれました。次走は様子を見て決めますが、これからも楽しみです」

2着 トキワ(矢作芳人調教師)
「早めにステッキが入り、普通は止まるところ。追わせていいですし、ほんと渋太かったですね。これで本気になってくれたら」

3着 ディスコルディア(柴田善騎手)
「性格がいい。上手に走ってくれた」

4着 カズノネネヒメ(田辺騎手)
「素直で真面目なタイプ。追い切りの感触以上にがんばりました。芝向きですね」

5着 センリツ(福永騎手)
「まだ中身が伴っていないのに、よく伸びている。これからの馬だよ」

9着 フロレットアレー(三浦騎手)
「前が開かなかった。手応えは良かったし、本来なら突き抜けられた。これがいい経験になれば」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

マラケシュ
(牝2、美浦・佐藤吉厩舎)
父:ヴァーミリアン
母:ボンジュールカレン
母父:ゴールドアリュール

マラケシュ

マラケシュ

マラケシュ


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