トピックスTopics
テン乗り戸崎圭太に導かれ セカンドテーブル鮮やか逃げ切り
2014/11/8(土)
●11月8日(土) 5回東京1日目11R 第50回京王杯2歳ステークス(GⅡ)(芝1400m)テン乗りの鞍上が見事な返り咲きに導いた。先手を切ったのは函館2歳Sの王者アクティブミノル。外のウォリアーズソウルもすぐさま好位に待機。一方のセカンドテーブル(牡2、栗東・崎山厩舎)は五分のスタートも労せずハナを奪う。後続を引き連れながらも、そのままマイペースで逃げる形で直線に向くと、1発、2発、ステッキが入り始め、しっかりと反応。そこからひと伸びを見せると、リードを広げてみせた。
この勝利でJRA重賞通算15勝中、9勝がテン乗りでのものと、初騎乗に強い戸崎圭太騎手は「良いモノを持っていますね。返し馬から良いフットワークをしていたので、リズム良く運ぼうと思っていました。スタートだけは気を付けていましたが、上手く出られましたよ。他に速い馬がいましたが、二の脚が速くハナに立てましたね」と振り返る。新馬戦では5馬身差圧勝のキャリアの持ち主。正しいエスコートさえできれば能力の元値が高いことを証明してみせた。
前走の小倉2歳Sでは7着に崩れたものの、中1週で当地への再度の輸送という過酷な条件。参考外の一戦だったともとれるが、今回は初めての東京コース、左回りを攻略しての重賞制覇。将来を見据える上で、あらゆる可能性視界が広がる結果だろう。「道中の手応えも抜群でしたし、少し遊びながら走っていましたけど、追うごとに反応してくれました。距離が延びても乗りやすそうですし、先が楽しみな馬です」と、ジョッキーも将来性を約束する。
奇しくもこの日は京都のフェアリーSをクールホタルビが制し、東西で小倉2歳S組の敗退馬が優勝という波乱の結果に。これがJRA重賞3勝目、芝重賞2勝目というトワイニングを父に持つ、異色なプロフィールの持ち主が、混沌とした2歳戦線に新たな風を吹き込むことであろう。


関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/8/22(金) ダノンデサイルと挑んだイギリス遠征は本領発揮ならず【戸崎圭太コラム】
- 2025/8/22(金) 【キーンランドC】金言コメントに注目!「外枠→内枠」で大変身が期待できる特注馬
- 2025/8/22(金) 期待の自厩舎2歳馬コンビ登場!力を合わせて新馬戦勝利に挑む!【永島まなみ騎手コラム】
- 2025/8/21(木) 新潟2歳Sはリネンタイリンに騎乗【柴田大知コラム】
- 2025/8/21(木) 【キーンランドC】馬券率5割!札幌芝1200mで驚異的な成績を残す「激アツ種牡馬」
- 2025/8/20(水) 【新潟2歳S】将来性豊かなサンアントワーヌが若駒の重賞に臨む
- 2025/8/17(日) 【中京記念】うら若き乙女が並みいる古馬を打ち破る!マピュースが重賞初V!
- 2025/8/17(日) 【札幌記念】一昨年のリベンジ果たす!トップナイフが重賞初制覇!