1番人気のトゥルッリがソツなく押し切り…東京新馬

11月30日(日)、5回東京9日目4Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の1番人気・トゥルッリ(牡2、美浦・田村厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:37.6(稍重)。

2着にはクビ差で7番人気・エヴァンジル(牝2、美浦・菊川厩舎)、3着には3馬身差で3番人気・ウインオリファン(牡2、美浦・上原厩舎)が続いて入線した。

最後にゲート入りしたトゥルッリが好スタート。結果的にハナに立ったのはウインオリファンで、そこにコスモフットライトらがマークし、トゥルッリは差のない3~4番手の外を追走。人気を分けあったバンゴールはダッシュが利かず後方から。併走するようにエヴァンジルも待機。
先頭集団の隊列は変わることなく4コーナーを回ったが、道中から一団で進んだ馬群が横に広がると、そこへ手応えよくトゥルッリが先頭へ進出。バラけた馬群からエヴァンジルも猛追し、最後は馬体が併さるほどまで詰め寄ったが、機動力が光ったトゥルッリが押し切った。人気のバンゴールも追い上げたが、4着までだった。

勝ったトゥルッリはおじにブラックホーク、おばにピンクカメオのG1馬がいる血統で、昨年の北海道サマーセールで525万円で落札されていた。
馬主は株式会社ラ・メールで、この勝利で新馬戦は6戦4勝、オール連対の好成績を残している。生産者は新冠町のパカパカファーム。馬名の意味由来は「イタリア文化遺産名」。

1着 トゥルッリ(横山典騎手)
「クロフネ産駒ですが、追い切りの感じから芝は合いそうだと思っていました。返し馬もすごく良い感じでした。外枠からでしたが、スンナリ折り合いがつきましたし、終始手応えも良かったです。追い出したときの反応も良かったですし、2着馬が来るとまた伸びてくれました。これだけ折り合いがつけば、距離が延びても大丈夫だと思います」

2着 エヴァンジル(田辺騎手)
「本当はもう少しポジションを取りに行こうと思っていましたが、敏感なところがあるので、道中は遊ばせながら運びました。結果的にはそれが良かったのか、終いは良い脚を使ってくれました。勝ち馬に並ぶまではすぐでしたが、相手は遊んでいたのか最後はもうひと伸びされました」

3着 ウインオリファン(ムーア騎手)
「距離はこのくらいで合っていると思います。今日はペースを落とし過ぎたかもしれません。走るフォームと伸びの感じから、もっと速いペースで流していった方が良さそうです」

4着 バンゴール(戸崎圭騎手)
「スタートも出ませんでしたし、まだおっとりしていますね。終いは良い脚を使っていましたし、これで変わってくると思います」

5着 ハッピーパウダー(武豊騎手)
「小柄でまだ非力な感じはしますが、良いフットワークで走りますし、センスも良いですよ。力を付けてくれば楽しみです」

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トゥルッリ
(牡2、美浦・田村厩舎)
父:クロフネ
母:カーメリタ
母父:Zafonic

トゥルッリ

トゥルッリ

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