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【4回中山】キングルアウ…小平奈由木の注目新馬レポート
2014/12/9(火)
キングルアウ(牡2、栗東・藤岡厩舎)
父:キングカメハメハ
母:リュートフルシティ
母父:ウォーエンブレム
2年連続してチャンピオンサイアーに輝き、ディープインパクトの登場後も勝ち鞍を伸ばし続けるキングカメハメハの産駒。コンスタントに勝ち上がるうえ、豊富な成長力にも定評があり、ローズキングダム(朝日杯FS、ジャパンカップ)、ルーラーシップ(クイーンエリザベス2世C)、歴史的な名牝のアパパネ(阪神JF、桜花賞、オークス、秋華賞、ヴィクトリアマイル)をはじめ、スプリント部門へはロードカナロア(スプリンターズS2回、香港スプリント2回、高松宮記念、安田記念)、ダート路線にベルシャザール(JCダート)、ホッコータルマエ(かしわ記念、帝王賞、JBCクラシック、東京大賞典)、ハタノヴァンクール(ジャパンダートダービー、川崎記念)、タイセイレジェンド(JBCスプリント)と、様々なカテゴリーに一流馬を送り出している。この世代からも大物の誕生が待たれる。
母リュートフルシティ(そのウォーエンブレム)は未勝利だが、その全弟に現6勝のダノンプログラマー。曽祖母ニュースヴァリュー(6勝、札幌スプリントSを2着)に連なるファミリーであり、ベガ(桜花賞、オークス)らも近親となる。社台サラブレッドクラブの所属。募集総額は2800万円だった。
追分ファーム・リリーバレーでしっかり乗り込まれ、8月28日、宇治田原優駿ステーブルへ。10月16日には栗東に入厩した。30日のゲート試験をクリア。意欲的に攻めを消化してきた。おっとりした気性の持ち主であり、長めの距離が向きそうである。
12月14日(日)、中山の芝2000mにスタンバイ。現在、鞍上は調整中。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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