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【4回中山】ジョンブドール…小平奈由木の注目新馬レポート
2014/12/16(火)
ジョンブドール(牝2、美浦・高橋文厩舎)
父:ステイゴールド
母:シャープキック
母父:メジロマックイーン
ドバイシーマクラシックや香港ヴァーズを制した底力を伝え、種牡馬として大成功しているステイゴールドの産駒。ドリームジャーニー(有馬記念、宝塚記念、朝日杯FS)、ナカヤマフェスタ(宝塚記念)、オルフェーヴル(皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念2回、宝塚記念)、ゴールドシップ(皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念2回)、フェノーメノ(天皇賞・春2回)と、次々にG1ウイナーを輩出している。現3歳のレッドリヴェール(阪神JF)に続き、この世代からもココロノアイ(アルテミスS)がクラシック戦線に名乗りを上げた。さらなる実力派の登場が待たれる。
母シャープキック(5勝)は、父と抜群の愛称を誇るメジロマックイーンの肌。同馬の兄姉にラフィナール(4勝)、シャーペンエッジ(2勝、地方4勝)、タイセイレジェンド(JBCスプリントなど重賞を現3勝)らがいる。サンデーサラブレッドクラブにて総額2000万円で募集された。
ノーザンファーム早来で体力強化が図られ、9月13日、美浦に入厩。10月10日のゲート試験をクリアすると、いったんNF天栄へ移動して心身を整え直す。現地でも十分な乗り込みを消化したうえ、12月4日に帰厩。先週の坂路でタイムをマークし始めたばかりであるが、上々の反応が見られた。
「血統的な裏付けだけでなく、重心が低くてバネの利いた走りをします。確かなポテンシャルを感じていますよ。ただ、ステイの女の子らしく、ピリピリした気性をどう導くかが鍵。飼い食いの細さに配慮し、大切に育てていきたい」
と、高橋文雅調教師は将来を見据える。
直前の追い切り次第で来週に目標を切り替える可能性もあるが、今週のデビューが濃厚。12月20日(土)、中山の牝馬限定・芝1600mを本線に、ダートも含めてレースを検討している。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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