【シルクロードS】ヘニーハウンド 侮れぬ京都千二のレコード保持者

28日、シルクロードS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ヘニーハウンド(牡7、栗東・吉村厩舎)は今回初タッグとなる浜中俊騎手が跨ってCWコースでの3頭併せ。最も先行した僚馬レパードクリフ(3歳新馬)からは3馬身ほどの遅れとなったが、重馬場の中で6F82.5-67.0-51.9-38.4-12.7秒の時計を叩き出している。

「“最後をある程度、追って欲しい”という指示でした。それほどケイコで動く馬ではないし、まずまずですね」と鞍上も及第点を与えた。

3歳時にはキャリア一戦の身で重賞を制し注目を集めた存在。その後は長い低迷期を経たものの、2走前に今回と同じ舞台で行われたオープン特別を1分6秒7のレコードタイムで制し、復活を印象づけた。

「終いは確実に速い脚を使ってくれている馬ですからね。そのイメージで乗りますよ」と今回も末脚勝負に徹する構え。実に4年ぶりとなる重賞制覇に向けて、レコードホルダーが邁進する。